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“赤いダイヤ”アカムツ全員40センチ級 深場250メートル新ポイントで発掘

[ 2018年3月31日 07:25 ]

加藤さんは48センチの良型
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】水深250メートル、深場の新ポイントで「赤いダイヤ」を発掘!茨城県波崎のはまなす丸でアカムツを狙った。超高級魚の数釣りを楽しんだ。(スポニチAPC 菅野 順也)

 午前6時半、はまなす丸のかじを握る堀田正巳船長よりゴーサインで仕掛けを投入した。付け餌はホタルイカのツボ抜きした肝付きのゲソ部とサバの切り身を抱き合わせで装着。

 当日のポイントは昨年から来ているという新場所。水深は250メートル。使用オモリは200号、アカムツ狙いではヘビータックルだ。

 1流し目はクロムツなどが先行して本命は30センチ前後がポツポツ。堀田船長がわずかに仕掛けの落ちる位置を調整した2流し目から一気に食いが立った。

 昨年から自分の釣る魚のローテーションに加わったという、千葉市・関裕一さん(52=会社員)は「浮力玉の色などいつもこだわりがあります。前回反応が良かったオレンジ色を選択して今日も食いましたよ」と43センチを釣り上げた。

 「大きいのが上がったよ」と船長の声。那珂市・加藤敏幸さん(61=会社員)は「ガツンと当たってから力強く引き込んだので違う魚かとも思ったのですが、残り10メートルで暴れたので確信しました」と48センチのメタボにご満悦。川越市・伊藤勝昭さん(47=自営業)は「アカムツを釣って帰るとうちの子供が大喜びです。うまい魚を食べさせることができるのは釣り人の特権ですね」と大健闘だ。

 水深があっても当たりは明確で力強く表れる。ハリ掛かり後も手持ちで船の揺れをかわして丁寧に巻き上げるのが鉄則だ。中盤には仕掛けが海底に着くとすぐに当たりが出る状態となり、私に40センチアップのダブルヒットもあった。当日は釣り客のサポート役だった堀田浩靖若船長によれば「誘いなどは特に必要ないですよ。魚がスレていませんから。仕掛けは装飾品を少しだけにしたシンプルがお薦めです」とのこと。

 全員が40センチ級の大型を釣り、竿頭10匹の釣果。私は9匹で「アカ六ツ」ならぬ「アカ九ツ」。その格別な味も賞味できた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、波崎・はまなす丸=(電)0479(44)4627。出船は午前4時半。乗合料金1万3000円(ホタルイカ餌・氷付き)。

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