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狙いメダイ 良型Wヒットだい!!

[ 2018年3月30日 11:52 ]

食い立った朝方、メダイを釣り上げた三浦さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】相模湾に根魚が好む春の濁り潮が到来。その潮に誘われて、深場を回遊するメダイ、キンメダイなどが浅場で活発に口を使いだした。コマセで群れを寄せて狙うユニークな釣り。これからが本番! (スポニチAPC 林 悠二)

 キンメやクロムツなど根魚狙いは、胴突仕掛けが相場。つまりタテの釣り。しかし、平塚・庄三郎丸では「オキアミコマセで根魚を寄せて釣ってます」とは後藤久船長。片天ビンを使う吹き流し。横の釣りで狙う。

 彼岸に雪。そして桜満開で見頃。そんな中、心待ちにしていた相模湾の根魚が好機を迎えた。

 前日配信した宿のHP画像は、メダイや深紅のキンメが勢ぞろい。それを反映してかこの朝、乗合3隻出しの盛況さ。久船長が操船する17号船には11人が乗船。平塚沖へ航程約20分。大陸棚で、この辺から急深になる。

 「やりましょう。タナ220〜240メートル」。濁り気味の潮が幸いし、右舷で早々にヒットした。1・3キロのメダイ第1号を手にした人は「大釣りできそう」とほくそ笑む。その5分後、筆者の竿を締め込んだのはこれも同級。左舷では2人がダブルヒットにご機嫌だ。爆釣タイムの到来?いい滑り出しに船内はガ然活気づく。

 クロムツを皮切りに順調にメダイの数を伸ばすのは川崎市の十倉秀郎さん(46=会社員)。初挑戦ながら良い出足に「目標はキンメ込み10匹」と大張り切り。その隣で「学生時代から釣友」と話す同市の三浦邦威さん(46=同)も「今度は良い引き」と、誘い→合わせ→リーリングを楽しんでいる。しかし日中、潮が澄みだすと徐々に食いが渋りだす。前日はトップが15匹をマークした良型キンメは不発、顔を見せたのは小型だけ。

 当日のメダイの釣果は0・8〜1・5キロが0〜6匹でオデコが1人。筆者は5匹、他にアヤメサカゴ、シロムツなどゲストが彩りを添えた。

 指示ダナ間でじっと待つのではなく、積極的な仕掛けの上下が有効だった。電動リールでジリジリと超スロー巻き、数メートル置きに竿を振ってコマセを出す。この反復動作に魚が飛び付く。餌はサバの切り身と、ホタルイカのダブル掛けが食いにつながった。

 ◇後藤久船長の話

 釣果は潮次第。潮加減で釣果、魚種が変わります。濁り潮や曇天の日がベストでメダイをはじめ、キンメやクロムツなど根魚五目が楽しめます。こんな時は魚も型が良いですね。反対に潮が澄むと食い渋る。超深場にいるクロシビカマスが少ない日は、潮の濁りが少ない時。メダイは今後、GW頃まで狙います。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。乗合は午前6時半出船、料金は餌のホタルイカ、サバ切り身、コマセ、氷付きで1万円。

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