×

マアジ ブルブル〜な結果 真冬並みの寒さに身震い…

[ 2018年3月15日 07:56 ]

イシモチとマアジのダブルもあった          
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋 あかり亭】東京湾のマアジが釣れている。一年を通して狙えるターゲットで、食べてもおいしい。ふくだあかりが出掛けたのは深川・吉野屋。釣れた魚は、一風変わったまぜご飯になった。

 釣行当日は冷たい雨。3月も中旬だというのに真冬の格好をして向かったのは深川の吉野屋。狙いは東京湾の絶品のアジ。

 ワタシは東京湾のアジは日本一おいしいと思っている。東京湾は栄養が豊富な上、どこかしらの船が必ずイワシミンチをさばいていて餌が豊富。さらに回遊しない居着きの魚も。いろいろな海でアジを釣って食べてきたけれど、これに勝るものはない。

 数は釣れるし、タックルは軽量。釣り方はカンタンで、女性や子供、初心者にももってこいの釣り物だ。

 だがこの日、気温が真冬並みに下がり、冷たい雨と風でとにかく寒く、ネオプレーン素材のグローブをしていても指先は寒さで動かなく、餌のイカの赤短がうまく付けられない。さらに風が強いので仕掛けがちょっと絡まっただけでもほどくことができない。しかも手と体がこわばって、リールすら巻けないほどの状況。寒さに弱いワタシにとってはとにかくツライ状況。

 仕掛けを落としてしっかりタナを取れば確実に当たるけれど、開始早々、予想以上の寒さに心が折れた上に、両隣の人が相当上手でワタシだけ釣れてないんじゃないかというネガティブ思考に陥ったものだから大変。本当にリズムが崩れてきてどんどん当たりが出せなくなってきた。

 さらに、なんだかタナがよくぶれてしまう。終始そんな状況でぽつぽつとは釣れるものの数が伸ばせず30匹を超すのがやっと。

 トップは70匹以上を釣ってダブルスコアで完敗。難しい釣りではないし、魚の反応はよく出ていたのに数が出せないというふがいない結果になってしまいました。

 吉野屋では通年アジ船が出ているので、あったかくなったらまた行こう。なんといっても東京湾のアジはこれからさらにおいしくなって旬を迎えるのだから。

 ◯…アジがたくさん釣れた時には長期保存できる干物にするのがオススメ。適度に水分が抜け、うまみ成分であるアミノ酸が増えるアジがさらにおいしくなる。アジのウロコや内臓をキレイに取り背開きにし、一度水分を拭き取り、12〜13%程度の塩水に30分程度漬ける。取り出したら軽く水洗いをして水分を拭き取り風通しのいい場所に3〜5時間干せば完成。雨の降っている日や天気の悪い日、干すところが無い場合は冷蔵庫にラップをしないで一晩おいておくか、扇風機で乾燥させるのもアリ。最近は干物を作る専用のシートが売っているのでそれを使えばカンタンに干物が作れる。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

▼釣況 東日本釣宿連合会所属、深川・吉野屋=(電)03(3644)3562。出船は午前7時。乗合料金は8500円、女性・高校生6500円、中学生以下5000円。マアジ船は各地から出船中。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る