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ヤリイカ!アカイカ!スルメイカ! 大漁そだね〜!

[ 2018年3月7日 11:50 ]

三重県尾鷲湾引本浦のイカ釣り

胴寸約35センチのヤリイカを手に「やりぃ〜!」
Photo By スポニチ

 【釣りラブ】尾鷲湾(三重県尾鷲市沖)で冬の風物詩、イカ釣り釣法の一つである「ナマリスッテゲーム」が最盛期を迎えている。狙いは“おいしいイカ御三家”のヤリイカ、アカイカ(ケンサキイカ)、スルメイカがターゲット。特に良型のヤリイカが好調とのことで当地の引本浦へ、夜釣りを楽しみに向かった。(魚魚クラブ・橋本 広基)

 2月23日の午後4時半、乗り込んだ当地の「エヌテックマリン」の船が出港。穏やかな海と山々の雄大な景色に癒やされていると、あっという間に湾口のポイントへと到着。水深40メートルへ早速、仕掛けを投入する。

 穂先の入りが良いソリッドティップタイプのロッドに、カウンター付きのベイトリールを使用。市販の2段仕掛けに、上は浮きスッテ、下には15号の鉛スッテをセットした。

 開始から1時間が経過。アタリはないものの、船上のLEDライトにも明かりがともり、魚探にもエサとなる小魚の好反応が映し出される。さあ、そろそろイカさんたちも平昌(ピョンチャン)五輪のカーリング娘たちのような“もぐもぐタイム”に突入だ。

 いったん、底を取り、徐々に探る水深を上げていって、ロッドを大きくあおるのが誘い方。“コンコンコン”と小気味良くサオ先を震わせるなど丁寧に反応を確認しているとラインがパチンとはじかれた。

 とっさに体が反応し、あわせを決める。“ギュン、ギュン”と元気なジェット噴射を堪能し、海面から抜き上げる際は「ブシューッ」と海水を噴き上げる獲物。この光景とアタリを感じて掛ける、この感覚がたまらない。

 キャッチしたのは、見るからにおいしそうな肉厚のアカイカ。さらに、スルメイカも派手なアタリが多く好反応だ。そして、ここから時合いに突入。カー娘風に「何メートルで釣れたよ〜」「そだね〜」と、ヒットした水深を共有する乗船者同士のにぎやかな声が響きわたる。

 さらに、この日の見せ場はここから。“ドスン”と明らかに、今までとは違う重量感。ロッドが大きく弧を描き、上がってきたのは胴長約35センチの大型ヤリイカだった。ついつい「やりぃ〜」とこん身のおやじギャグが飛び出す。その後も飽きない程度にアタリは続き、ヤリイカ約10匹を含む3種合計約30匹の釣果となった。

 当地でのイカ釣りは今月いっぱいは十分に楽しめそう。問い合わせはエヌテックマリン(電)090(8422)2655。

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