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黒メバル特大5点 追い食い待って25〜35センチ鈴なり

[ 2018年3月7日 07:15 ]

阿部さんは良型の5匹掛け。煮付けにすると最高
Photo By スポニチ

 【東北の釣り】2月中旬を迎え、海の中は春本番。別名「春告魚」といわれるメバル釣りが最盛期に突入。マッチョなサイズが鈴鳴りだ!マガレイとのリレー仕立てで2倍楽しもう。(スポニチAPC 菅野 順也)

 「黒メバルは70〜80匹の釣果も出ているので、間もなく最盛期に入る予想です。マガレイはこのまま上向きが続きそうですよ。イシガレイが多いのも今シーズンの特徴ですね」ときくしん丸の舵を握る菊地憲吾船長が近況を語った。

 午前6時半、水深40メートルの根が点在するポイントで、沸き立つクロメバルの群れが魚探に映し出された。菊地船長よりゴーサインでサビキ仕掛けを下ろした。海底付近から少し上のタナをキープして竿を手持ちで構えるとすぐに魚信が伝わった。 「ガツガツ」「ゴンゴン」。当たりの強さからマッチョなサイズが容易に想像できた。しばし追い食いを待って巻き上げると25〜35センチが、4点、5点と鈴なりに連なって水面を割った。「今度もまた重いよ」と電動リールをうならせた、伊達市・阿部克彦さん(61=会社役員)は「追い食いを待っている時に、どんどん重くなる期待感がたまらないね」と特大の5点掛け。 当日は黒メバルの活性が非常に高く、付け餌なしのサビキ仕掛けに飛び付くように食ってきた。午前9時までに竿頭100匹超えの釣果。

 続いて砂地へ移動してマガレイ狙いへリレーとなった。

 こちらも食いは良く、大判が連発。自慢の手作り竿で熱心に小突きを入れていた、福島市・掃部(かもん)常夫さん(69)は「仕掛けもオリジナルを使っていますよ。自分で作れば釣りが倍楽しめるからね」と40センチ級をダブルヒット。

 黒メバルとマガレイのリレー釣りで1日を満喫。亘理沖、春の一押し釣り物だ。

 ▼当日の使用タックル 【黒メバル】竿=がまかつ タイドスター50―300、仕掛け=がまかつ 船メバルサビキコーヒー皮・MIX 9号、【カレイ】竿=がまかつ 鰈幻粋1・65、仕掛け=がまかつ ナノ船カレイ仕掛(ロング)14号。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、亘理・きくしん=(電)022(335)3552。出船は午前5時半。乗合料金8000円。(氷・餌付き)。

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