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ヤリイカ群れ逃すな!速攻で「底」狙え

[ 2018年2月7日 07:38 ]

落とし込みで数を伸ばしていた丸山さん
Photo By スポニチ

 茨城県海域の特大ヤリイカが絶好調。この地域のヤリイカのサイズは50センチのパラソル級が交じり身が厚くて、美味だ。波崎・はまなす丸に出掛けてきた。 (スポニチAPC 永井 裕策)

 ヤリイカ釣りの釣り場は各地にあるが、これから春に向けて盛り上がるのが外房から茨城県の地域だ。「例年同様、初期のポイントの水深は150メートルから始まって、だんだん浅くなってきました。新しい群れが入ってくると浅場でも釣れ、もっと数も伸びるでしょう。これからが本番です」と堀田正巳船長も期待を寄せる。

 取材当日は、満席の大盛況でヤリイカ人気の高さを感じさせた。ポイントは波崎から航程約1時間の寒猫根の水深120メートル前後を狙う。仕掛けはプラヅノ11センチのブランコ仕掛けで楽しむ人がほとんどで、ツノ数は慣れた人でも7〜8本。中にはサバよけ用に直結仕掛けを用意している人もいた。

 早朝から胴長30〜40センチ級の良型がポツリ、ポツリと乗り、この時点で船中10匹ほど。その後は群れを探して1流しで1投の展開。数釣る人は、船中が混み合っている時は、オマツリが時間のロスになるので、仕掛けを沖めに投げ入れて避けている。船長の投入の合図と同時に、誰よりも速く群れに間に合うように投入して、オモリが着底したら、素早く糸フケを取り、ゼロテンションでイカの当たりを待つ。乗りの良いときはこれですぐにイカが乗る。

 右舷トモ寄りでは鎌ケ谷市の風呂純也さん(42=会社員)が「ズシズシとした重みを感じる多点掛けが楽しい」。

 右舷胴の間では横浜市の丸山利明さん(54=会社員)が「今日は乗りが悪いので、落とし込みが有効でした。小型は沖漬けにしました。楽しみです」と満足げ。

 身厚で甘みがあって美味なヤリイカを食べたい人集まれ!ビギナーでも楽しめる。

 ▼多点掛けを狙う 数を伸ばすには、群れの動きに間に合うように、素早く投入。オモリが着底したら、糸フケを取り、竿先が、クンクンとかグングンとか当たりがあったら、竿をゆっくり聞き上げる。

 大きな合わせは必要ない。ここで重みを感じたら追い乗りをさせるために手巻きで10メートルは巻いて十分な重みを感じたら、電動の中速度で巻き上げる。

 ▼着乗りしないときは? 底上10メートルは誘って探る。竿先を海面から頭上まで段をつけ、スーッとシャクリ上げる。イカがツノを抱く時の止めの間をつくること。

 ツノが動いているときはイカにアピールしているとき。ツノが止まった時にイカはツノに抱き付く。イカの乗りの渋いときは、止めの間隔を長く取る。

 ▼誘いは? シャクリ上げて止めた後、竿を下げた分巻き上げるのを繰り返す。これでも当たりがないときは、30メートルは巻き上げて、底ダチを取り直す、巻き落としで繰り返しタナを探る。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、波崎・はまなす丸=(電)0479(44)4627。午前4時半集合。乗合料金1万2000円(氷付き)。

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