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7本バリ完全 沖メバル鈴なり

[ 2018年1月23日 07:03 ]

「やった!」7本バリにパーフェクト。笑顔の内木さん 
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】茨城・平潟沖の沖メバルが好調。好ポイントに当たれば“鈴なり”で竿は弧を描く。型もよくほとんどが30センチオーバー。40センチ近い“デカメバル”も…。当たりごとに1メートルずつリールを巻いていくのがお薦め釣法だ。(スポニチAPC 山本 有道)

 釣り終了のブザーが鳴った時、「あ〜楽しかった!」と満足感に包まれた。7本バリに6匹もあった。でっぷり太った38センチの良型も交じってクーラーもいっぱい。平潟・第15隆栄丸の鈴木和次船長が言っていた。「今年はいいですね。ただ北西風が強いと出船できない。今日はナギ。いいと思うよ」の言葉がその通りになったからだ。

 早朝の食いは活発。水深は150メートル。底上1メートルのタナを取り待っているとコツッ。竿先がお辞儀をした。来た来た!次に一段と強い当たり。ここで上げては2、3匹。まだまだ!だんだんと竿がしなる。1分ほどたった頃電動リールを巻き始めた。時々リールが悲鳴にも似た音を上げる。これが心地よい。沖メバルが現れた。1匹、2匹、3匹…まだいる。何と7本バリに6匹。いずれも30センチオーバーで最大は38センチ。

 上には上がいた。足立区の各務義男さん(62=会社員)だ。1投目で6匹、2投目で5匹。まだ釣り始めて30分もたってないのにハイペース。コツを聞けば「この釣りは我慢が大切。すぐに上げずに待つんですよ」。20年のキャリアが鈴なりをもたらせているようだった。

 高級魚のゲストも登場。白岡市の八木橋克巳さん(73)がものにしたのはソイ。山形や新潟で夜釣りのブリを釣るのが好きだそうで、この日は思いがけずソイを手にしてうれしそうだった。

 中だるみもあり1匹、2匹掛けもあったが、終盤また盛り上がった。「これをやりたかったんですよ」と大きな声を上げたのは川口市の内木宜(わたる)さん(62=会社員)。良型の沖メバル6匹とソイ1匹。パーフェクトだ。「オモリが底に着きタナを取ろうとしたらもう食っていた感じ。気持よかったなあ」と念願かない満足そうだった。

 前日の釣果(35〜68匹)より少し落ちたがこの日は26〜38センチが21〜45匹。それでもクーラーはいっぱい。平潟沖の沖メバル、今が狙いだ。

03 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平潟・第15隆栄丸=(電)0293(46)3980。午前4時半出船。料金1万5000円(餌別)。

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