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ブリ9キロ深夜にドカン!マダラ腹パン8キロ級頂き

[ 2017年12月17日 07:28 ]

太田さんが釣り上げたのは9キロ。堂々たる魚体だ
Photo By スポニチ

 【新潟の釣り】寒い冬にふさわしい魚がブリとマダラ。新潟県各地では“両雄”がそろって釣れている。釣り味、食味ともに最高のターゲットだ。(スポニチAPC 菅野 順也)

 ◎直江津・謙信丸

?04 「今シーズンは例年以上の数が釣れています。普通なら船中1匹上がるかどうか?のブリサイズが船中で15匹釣れた日もありましたよ。感覚がズレてしまいます」と謙信丸・兼玉武雄船長がにこやかな表情で迎えてくれた。

 午後3時半、「美味の寒ブリをこの手に!」と期待を胸にした釣り人が満席で謙信丸は出船。30分ほどで水深50メートルのポイントへ到着。

 兼玉船長は過去の実績と魚探に映るベイトの反応を念入りに見定めてアンカーを投入。ハリス24号、幹糸30号、オモリ300号の強じんな仕掛けを投入した。

 「釣れる時間帯は毎日変わるので集中してください。餌はイカ短の食いが良いようですが、小型イカの1匹掛けも誘いの効果があります」とのこと。

 6時に1本の竿が曲がった。3キロクラスのワラサだったが船上ではサイズアップの期待が高まった。しかし残念ながら同サイズが3匹追加となって9時半のタイムアップ。船は港へ戻り、釣り客が入れ替わって再び沖へ。

 前日、7・2キロのブリを釣ったという、上越市・伊藤弘さん(71)は「昨日は深夜の午前1時半から連発だったよ。今日も同じパターンかな?」と真剣なまなざし。

 午前0時半、右舷ミヨシで竿先が海面に突き刺さった。来年、定年を迎えるという北安曇郡白馬村・太田一夫さん(59=会社員)は「私は当たる率が高いよ!手作りの仕掛けに、ヤリイカ1匹掛けで食ってきました」と300号のオモリを引き回す激しい走りを制して、9キロの本命を浮上させた。

 佐渡島をかすめて南下するその魚体は迫力の勇姿だった。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・謙信丸=(電)025(543)8316。乗合料金6時間便9000円。出船時間要確認。

 ◎間瀬・光海丸

 佐渡のマダラは「さぁどうだ?」と向かったのは新潟県の間瀬港。小林聡船長がかじを握る光海丸は風の収まりに合わせて時間を遅らせ午前6時半に出船。航程1時間半で佐渡島西部沖の水深185メートルのポイントに到着。小林船長によれば「ハリ数は4本以内でお願いします。餌は冷凍のマイワシが一番良く食いますね。ホタバリを使うとバラしが減るのでオススメですよ」とのこと。私はイカゲソとマイワシを交互にハリに付けて投入。

 一流し目から早速、曲がった竿があった。レンタルタックルでマダラ釣り初チャレンジという、新潟市・圷=あくつ=洋平さん(22=会社員)は「関東出身ですが仕事で越してきました。釣れるか心配でしたが、浮かんできた姿の大きさに驚きました」と8キロ級を抱えて歓喜。

 続いて私の仕掛けにも食ってきた。4キロクラスのダブルで、どちらも白子が入ったオスだ!船長の言う通りにマイワシに食いが集中した。

 「オモリが海底に当たらないように1メートル上のタナをキープして小まめに底取りしてください。体の大きいマダラですが、当たりはとても小さいです。強めに合わせを入れて確実に魚を掛けるのがコツですよ」。小林船長が釣り方をアドバイス。

 みんなが私の釣果を期待しているのでいつもプレッシャーという、柏崎市・杵渕和範さん(62=自営業)は「夏のマダラは身、冬は白子と卵が最高ですね。一年中おいしく頂いていますよ」と 17匹の釣果で竿頭。

 日本海は荒天が多い時期だが、ナギ模様の日を狙えば白子の入ったタラ鍋が確定のようだ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、間瀬・光海丸=(電)080(2291)5477。マダラ釣り1日便(集合時間要確認)。乗合料金1万3000円。

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