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酢を混ぜソース!!好奇心そそる おかゆと融合 新感覚ワラサ

[ 2017年12月14日 07:34 ]

ブリには若すぎるワラサ
Photo By スポニチ

 【一釣一品食べま専科】ブリのおかゆソースかけを食す、はずが…。宇佐美・清貢丸での夜遊びはやる気満々だった。ところが敵さん、殺気を感じたか全く姿を見せずじまい。主役不在、代役・ワラサになっちまった。心残りの一品で勘弁。(スポニチAPC 町田 孟)

 寒ブリならぬ空ブリだった、アハハ。

 イカの付け方は出船前に稲本貢一船長が丁寧に実演してくれる。ちょっとコツがいるからよーく目を見開いてよ。タナは「底から6メートル、プラスマイナス2メートル。当たりがあったら1、2回竿が引き込まれるのを待ってグイと合わせること。いきなりだとすっぽ抜けちゃうよ」。置き竿で待つ。底ダチが変化するのでタナの調整はこまめに。「昔から青物は雨を好むって。波っ気がある方が食う。天気が悪くても船が出るなら来た方が得だよ」。そういやあ氷見でもこの時季の雷はブリ起こしと呼ぶ。 

 【ワラサのおかゆソースクッキング】このレシピは借り物。逗子駅近くに「風ら坊」ってお店がある。店主の出口友さん(33)の想像もつかない一言が耳に残ってね。「おかゆに酢を混ぜて刺し身にかけるといけますよ」。???好奇心のみで挑戦した。

 おかゆは塩味をつけてコトコト。粘りが出ないよう、なるべくかき回さないのがコツ。ソースなんだからサラサラに。青物系は切り身をヅケにしておく。酒としょう油の割合はお好みで。我流でゴマも入れてみた。時間は10分まで。酢はおかゆを冷ましてから加える。酸味が飛ばないようにね。皿にヅケを並べて“ソース”をまとわせる。わさびをチョイと乗せてパクリ。

 けげんな表情の家人。「もっと酢を利かせてもいいかも。青物特有のくさみは消える。新感覚」。あなたは十分レトロですがね。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、宇佐美・清貢丸=(電)0557(48)9110。午後3時半集合。乗合料金は1万4000円(予約割きあり)

 ●師弟コンビが躍動

 ○…右舷大ドモ、横浜市の梅原成高さん(62)が船中ワラサ1号。「キャリア30年」。腕は確かでさらに1匹を追加。左隣、自称・弟子の山室昭さん(68=横浜市)も続いて竿をしならせた。「先生に連れられ年に3、4回しか来ない」。にもかかわらず確率の高い1匹をものにした。ついでにイナダも。「元同僚」の「年金マン」は夜会を楽しんだ様子だった。

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