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ウキでメジナ カゴでイナダ 投げでカレイ

[ 2017年11月27日 08:21 ]

安藤さんが仕留めた43センチのマコガレイ          
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】冬は北西からの季節風が強いので、気温以上に寒く感じる。ただ、風を背後から受ければ、釣りやすく、防寒対策もしやすい。こんな条件の良い釣り場が、東京湾にある。(スポニチAPC 恩田 誠)

 東京湾岸には工場などの施設が多く、竿が出せる場所はかなり限定される。半面、釣りができる場所では冷たい北西風を背中に受けるので、意外に釣りやすくもある。この時季は気温よりも水温の方が高めの時があるので、魚の活性は想像するよりは高い。

 ウキ釣りではメジナ、クロダイ、カゴ釣りではイナダ、ソウダ、アジ、投げ釣りではカレイ、アイナメ、カサゴ、メバルと多彩だ。

 ◆幸浦・福浦岸壁

 八景島の北側にある埋立地の海岸線の多くが緑地帯になっているので、長大な(全長は2キロ以上)釣り場だ。

 1・4メートルほどの高さがある護岸の外側から狙うため、カゴ釣りか投げ釣りがお薦め。海底は緩やかに深くなっているため、遠投派が有利。遠投が苦手な人は、思い切って足元狙いに徹してみるのも良いだろう。

 休日は路上駐車可の場所が多くなるが、平日は仕事の車が行き交うので、有料駐車場の利用が安心・安全。

 ◆横須賀リサイクルプラザ・アイクル

 リサイクル施設に付随する釣り場。意外に潮通しが良いので、見かけ以上に魚影は濃い。

 現在はカゴ釣りが盛んで、日中はイナダ、夕方からはアジ。どちらも終盤戦なので数は期待できないが型物が出ることもある。

 投げではカレイが好調。横須賀市の安藤雄一さん(44=会社員)によれば、ポイントは案外、岸寄りなので、チョイ投げでも十分に型物が期待できるとのこと。事実、この時も安藤さんは43センチのマコガレイをゲットした。

 ◆深浦湾

 倉庫街の奥にあるため、「知る人ぞ知る」といった存在。が、魚影はまずまずで、前述のアイクルと同様の獲物が期待できる。

 湾の奥が船の係留場所になっているため船の航行が多い。船とのトラブルを避けるため、投げ釣りは原則禁止。

 別図のように、海底はカケ上がりが続いているので、チョイ投げでも十分に楽しめる。

 ▼釣況・餌 ポイント釣具金沢文庫店=(電)045(786)0521。

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