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マイトでニジマスで絶品カフェ風バーガー エリアトラウト驚きの変身

[ 2017年11月4日 07:11 ]

群馬県桐生市の黒保根渓流フィッシングで釣ったマイトサーモン。このサイズなら食べでがある
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋 あかり亭】秋の休日、家族でエリア(管理釣り場)へ。たくさん釣れたトラウトはどのように調理しますか?「あかり亭」女将、ふくだあかりが提案するのはちょっと工夫を凝らしたあの料理…。

 今季、エリアのトラウトは水温が低い状態で安定するのが例年より早く、早期から活性が高くなっているように感じる。9月の末あたりから、クローズ(夏季休業)していたエリアも続々オープンし始め、すでにシーズンインしている。

 関東にはかなり多くの管理釣り場があり、冬季にプールをエリアにしている“プール管釣り”など、都内はもちろん、アクセスのいい釣り場がたくさんある。

 台風の影響などで沖へ出る機会を逃すことが多かったけど、釣りができない心のもやもやを解消してくれたのがエリアトラウト。ちょっとやそっとの雨や風では閉鎖にならないのもありがたい。私は何度もその恩恵を受けている。

 エリアで釣れたトラウトは「基本はリリース」のイメージがあるけれど、多くの釣り場が、釣り味はもちろん、食べてもおいしいトラウトを養殖したり仕入れたりしているので、大きいのが釣れたり、リリースできなかったものは持ち帰ってみてください。

 釣り場にさばく場所があることも多いので下処理をした後に持ち帰れば楽ちんだ。

 今回は、トラウトを使ってちょっとこじゃれたカフェ風のバーガーメニューにしてみました。パテにするトラウトの身は、フードプロセッサーを使わずに、まな板の上でちょっと細かめのぶつ切りにした方がお手軽かつ、食感がいいのでオススメ。

 大きいトラウトでも小さいトラウトでもおいしくいただけます。赤身がベストだけれど、もちろんニジマスなどの白身でも作れるし、冷凍ストックしてあるものでもOK!アジやサバ、イナダなどでも代用が利くのでオススメですよ。

 ◆TLT(トラウト・レタス・トマト)バーガー

 フィッシュ&チップス(2人分)

 【材料】トラウト 100グラム、トラウトの腹身(ハラス)、塩 少々、コショウ 少々、片栗粉 適量、イングリッシュマフィン 2個、レタス 4枚、トマト スライス2枚、卵 1個、小麦粉 適量、パン粉 適量、マヨネーズ 大さじ3、タマネギのミジン切り 1/4、ゆで卵 1個、ピクルス 適量、砂糖 小さじ1、ポテトフライ、サラダ油。

 【調理】

 (1)三枚におろしたトラウトは皮を引き、骨を抜いて細かいぶつ切りにして包丁で軽く叩く。

 (2)塩、コショウ、片栗粉を混ぜて下味を付け、手のひら大に形を整え、小麦粉→卵→パン粉の順に付けて160度の油でカラッと揚げる。

 (3)マヨネーズ、細かく刻んだゆで卵とタマネギ、ピクルス、砂糖を混ぜてタルタルソースを作る。

 (4)イングリッシュマフィンの表面にマヨネーズを薄く塗り、レタス、トラウト、タルタルソース、トマトとともにトラウトバーグを挟む。

 ◆フィッシュ&チップス

 トラウトは皮付きのまま適度な大きさに切り、小麦粉→卵→パン粉の順に付けて、ポテトフライと一緒に揚げて、バーガーと共に盛れば完成。

 ※整形したものに小麦粉→卵→パン粉を付けた状態でラップをして冷凍しておけば、ストックも可能なので、大漁だった日には作ってみてください。

 ◇ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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