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52.5センチ!!デカアマ教授V享受 篠原さん 悪天候の中ラスト10分で劇的!!

[ 2017年11月1日 08:19 ]

52.5センチの特大を釣り上げて優勝した篠原さん。後方は47センチで船別1位になった若狭和幸さん 
Photo By スポニチ

 バリバスカップ2017スポニチ「平塚沖アマダイ釣り大会」が29日、平塚・庄三郎丸から出船した7隻(7、10、12、17、18、22、23号船)で開催され136人が参加した。台風22号の影響で降り続ける雨の中、22号船に乗船した横浜市の篠原百合子さん(58=大学教授)が52・5センチの“デカアマ”を釣り上げ総合優勝を果たした。(笠原然朗)

 波やウネリはほとんどないが、時折、激しい雨が参加者たちを打ちつける。大会はさらなる天候悪化が予想されるため納竿を1時間半早めて、午後0時半まで時間を短縮して行われた。

 22号船に乗船した板橋区の萩原賢司さん(49=会社員)は、船別2位に入る28・1センチを筆頭に7匹を釣り上げた。

 3年前、釣り船でたまたま席が隣同士になったのがきっかけで釣友になったという豊島区の森田美明さん(55=自営業)と、小網代・カワハギ、東京湾・タチウオ、飯岡・ヒラメ大会に続いて本大会と、スポニチ主催の釣り大会に連続参加。「釣り物によってお互い得意、不得意があります」とお祭り好きの2人組はこの日、萩原さんに軍配が上がった。

 45センチ超の“デカアマ”がなかなか顔を見せてくれない中、納竿時間の10分前にドラマが待っていた。正午を過ぎたころ22号船では47センチと42センチが取り込まれ、続いて竿を大きく曲げたのが篠原さんだった。この日は「少し波があったのでオモリが底にトントン着くぐらいで、モタレを感じたらゆっくり竿を上げて聞き合わせる」釣法に徹した末、最後に釣れた6匹目で優勝を決めた。

 「偶然です。でもうれしい」と喜びを語る篠原さんは、釣り歴は20年。マダイ名人で過去に9・7キロの大物を釣ったことも。

 「仕事より釣りがメイン…なんてことはありませんよ」と話す大学教授は、来年4月から千葉県市川市に開設される和洋女子大看護学部で教べんを執る。

 ▼APCの目

 終日降り続ける雨。寒さも加わり最悪なコンディションだった。それにも負けず全員総立ちで、熱心に誘いを掛ける姿にまずは脱帽。一発大物を求め7隻全てが実積ある平塚西沖の100メートルダチに集結。この釣りは正確なタナ取りと誘いがキモ。136人の頂点を輩出した22号船では40センチ超級が3匹出たがどれも、底上10〜50センチの低めダナ狙いでの快挙。基本のタナ(1メートル)で反応がない時→低めにスイッチ。今後のご参考に。(林 悠二)

 ◇大会成績(アマダイ1匹の全長、単位センチ)

 ▼総合賞 (1)篠原百合子(横浜市)52・5=22号船(2)滝沢英宏(入間市)43・1=12号船(3)斎藤浩一(松戸市)40・1=23号船(4)奥山貴支(小田原市)38・2=7号船(5)山本良秀(綾瀬市)37・8=17号船(6)二階堂隆史(ふじみ野市)37・4=18号船(7)堀尾忠教(品川区)33・0=10号船

 ▼船別賞 ◎22号船(1)若狭和幸(毛呂山町)47・3(2)葛西英一(西東京市)42・05◎12号船(1)榛村宣哉(昭島市)38・2(2)松本英樹(足立区)29・1◎23号船(1)中村孝志(新座市)39・1(2)作田智威(海老名市)32・9◎7号船(1)加藤芳隆(海老名市)35・0(2)堀和彦(小田原市)33・3◎17号船(1)及川寿(川崎市)31・0(2)萩原賢司(板橋区)28・1◎18号船(1)馬場紀章(大田区)34・8(2)兵頭隆行(横浜市)34・2◎10号船(1)宮崎寿登(川崎市)30・1(2)佐藤康弘(横浜市)29・9

 ▼女性賞 (1)篠原百合子(横浜市)52・5(2)浅野法子(新潟市)29・8 ▼ジュニア賞 (1)小峰佑介(昭島市)20・0

 ▼外道賞 堀尾忠教(品川区)オニカサゴ920グラム=敬称略=

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