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ドーンと4キロ超!ワラサ4連発 年に一度のボーナス満喫

[ 2017年10月4日 11:04 ]

立て続けに4匹釣り上げた粂川さん
Photo By スポニチ

 【名人への道 決め手はコレ!】三浦半島・剣崎沖一帯でワラサが釣れだした。1年に一度、豊穣の海からのボーナスだ。出世魚ブリの若魚で平均4キロ強。ヒットするとパワー全開、暴れ回る。今狙えばきっと手にできる!(スポニチAPC 林 悠二)

 「今季は良型がそろうのが特徴。10匹以上の大釣りもありました」――好発進に満足げなのは松輪間口港・喜平治丸の鈴木武之船長。

 例年より釣れ出しが1カ月以上遅れた分、全般に型が良く4〜4・5キロとナイスサイズがそろうのだ。

 宿ではここ連日、大型船3隻出しで対応。乗船した1号船はオマツリ対策から定員10人で抑えている。出船後、数分でポイント到着。ビシ80号、ハリス8号×6メートル。第1投の指示ダナは32メートル。仕掛けを5メートル余分に送り込み、1メートルずつコマセを振り出してタナで止めて待つ。するといきなりギュギュン!

 強い引きだがドラグからラインが滑り出るほどではない。案の定、45センチ級のイナダ。周りでも次々と竿が絞り込まれるがイナダのラッシュ。この魚、コマセにすぐ反応。群れで寄り集まる。業を煮やした船長の作戦はイナダの猛攻をかわしての鬼ごっこ。イナダが集まったら即移動、それを繰り返す。これが正解。船内各所でワラサが姿を見せ始めた。「左で1匹上がったよ」「今度はダブルヒット!」。船長が持つ大玉網が右へ左へと走る。

 胴の間で左隣に座った川口市の粂川由美さん(60=会社員)は、「このシーズンを待っていました」と、4キロ級を掲げて大喜び。タナと釣り方がマッチしたか、あっと言う間に4連発だ。

 この活況の中、筆者の竿にも強烈な魚信が襲い、ドラグを効かせたやり取りで2連発。オマツリで逃した人もいてこの日、本命は0〜4匹。イナダは数出た。

 ◇鈴木船長アドバイス

 上手に釣るコツは(1)指示ダナを守ること。タナは海面から。ピッタリ合わせる(2)コマセの詰め替え、付け餌の点検は小まめに。数打つ人ほどヒット率が高い(3)1匹釣ったら必ずハリのチモトを点検。ハリスに傷があると瞬時に切れることも。

 魚を絞める時はクーラーの中で。血を流すとサメが寄ります。大物&数釣りを望むならこれらを守れば万全です。

 ◇餌に工夫

 秋は餌取りも多い。イナダの他にソーダガツオや、場所によってマダイ、メジナも食う。一瞬で餌を取られて気付かないと、餌無し状態のケースも。そこで強い味方となるのがイカの短冊。オキアミ+イカ短+オキアミ掛け――この釣りで強い味方になる。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、松輪間口港・喜平治丸=(電)046(886)1110。乗合は午前6時半出船。料金はコマセ3キロ、氷付きで1万円。この他、剣崎・大松丸、江奈・新徳丸などから乗合出船中。

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