×

絶対当たる金アジ祭り 平均釣果100匹も!味も間違いなし

[ 2017年9月20日 07:16 ]

平山さんに良型のマアジ。脂が乗った金アジ
Photo By スポニチ

 【博覧釣記】フィッシングの秋が到来!フィッシングライターの国友博文が釣りを「博(ひろ)く」楽しむ方法を考える「博覧釣記」がスタート。第1回は金谷沖のカマス&アジのリレー船。この地のアジは丸々太った幅広なナイスボディーで、黄金色に輝く姿は「金アジ」と呼ばれる。絶品なおいしさを求めてファンも多い。

 金谷・さえむ丸では期間限定でカマスと金アジの欲張りメニューで出船中。出船前日の釣果は、食べておいしい25〜35センチの金アジが何とトップ160匹。平均100匹と驚く釣果。カマスも30〜40センチの良型が多点掛けで楽しめる。どちらも脂が乗って最高にうまい!外道には秋を感じさせるワラサにサバなどでにぎわいを見せている。

 三浦一也船長が船を向けたカマスのポイントは港のすぐ目の前。「カマスはオモリが底に着いたらリールを1、2回巻いて大きく竿を動かしてください。当たりがあったらすぐに巻き上げてください」と開始の合図。水深は10メートル弱と浅い。

 お隣では神栖市の木内直樹さん(40=会社員)も良型を手にして「カマス初めてなんです。たくさん釣れて面白いですね」と大満足。30分ほどカマスを楽しむと、お次は名物「金アジ」に挑戦。ポイントの移動中にアジの道具にチェンジする。

 到着すると「はい14メートルです。下から3〜4メートルでやってください」と第2ラウンド開始。

 コマセをふんわりと八分目入れて80号のビシを投入する。オモリが着底したら船長の指示ダナまで数回シャクりながら巻き上げる。すると「クンクン!」とはっきり分かる当たりが竿先に訪れる。

 時折、見せる小気味いいシャープで強い引きは癖になる感触。

 右舷ミヨシでは、千葉市の平山勝憲さん(68=歯科医)に30センチを楽に超えるジャンボサイズが顔を出す。

 「来週は八丈島に行ってムロアジ釣ってカンパチを狙います。今日はおいしい金アジ狙いです」とベテランも認める金谷のアジ。

 活性が上がるとタナがぐんぐん高くなり、コマセワークの最中にもアジのアタックが訪れる。終日ほぼ切れ目なく当たりが訪れ、クーラーボックスは金アジでびっしりの釣果。尻尾の黄色い金アジの一荷や3点掛けを思う存分楽しんで、正午に沖上りとなった。

 秋の釣りは、お土産確率No・1の金谷で金アジを楽しんでいただきたい。(国友 博文)

◎船長のおすすめレシピ

 カマスは干物、フライ、天ぷら。本ガマスは身が締まって刺し身も最高。金アジは、刺し身、たたき、フライなどが定番だが、船長のオススメは絶品握り寿司。小ぶりなアジを選んで三枚におろしたら半身で一貫の出来上がり。脂が乗って上品に甘く、これぞ釣り人の特権。「築地の寿司職人も大喜びのうまさ」と船長。

◎船長のワンポイントアドバイス

 カマスとアジは同じタックルでOK。カマスはフラッシャーサビキの7本バリにオモリ60号。金アジはハリス2号の3本バリにビシ80号。カマスは朝一番が勝負。投入の合図に即対応することが大切。歯が鋭いため、当たりがあったらすぐに巻き上げよう。金アジは何と言っても、マメなコマセワークと正確なタナ取りに尽きる。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、金谷・さえむ丸=(電)0439(69)2930。集合は午前5時で出船6時。10月1日からは6時集合、7時出船。乗合料金8500円(餌、コマセ、氷付き)。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る