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小型ヤリイカでも大満足!22〜23センチ中心も中型だって狙える

[ 2017年9月19日 18:12 ]

前田さんは30センチ級をゲット。刺し身にピッタリ
Photo By スポニチ

 【ココが一番!】ヤリイカ釣りといえば冬のイメージが強いが、小型は今が狙い時。神奈川・小田原沖では数も出てにぎわっている。22〜23センチが多いものの育ち盛りだからコツッと竿先を揺らせ当たりもはっきり。小田原・おおもり丸から狙った。(スポニチAPC 山本 有道)

 「ここ何年か9月になると釣れ始まるんです。今年も出足はいいですね。時には30センチの中型も交じりますよ。コツは静かに“聞く”感じで誘うこと。タナは底周辺が中心ですね」出船前、こうアドバイスしてくれたのは瀬戸清光船長。スタート当初はトップが100匹オーバーする日もあり、その後も50、60匹…数釣りが続いているのだ。

 釣行した日もヤリイカ好きが詰めかけ2隻での出船となった。着いたのは90メートルダチ。ヤリイカ釣りとしては浅い。周りを見渡せば細めの竿の人が多い。こちらはちょっと太めの頑丈な竿。乗りが分かるかな?と少々心もとなかったが、釣り始めるとそれも杞憂(きゆう)に終わった。

 1投目は空振りだったが2投目、竿先がお辞儀をするはっきりとした当たり。2〜3メートル手でリールを巻き2匹目を試みてから電動に切り替えると結構な重み。それに時々、底へと突っ込む。ひょっとして2匹?海面に現れたのは25センチ級。取り込んで下を見るとまだいる。狙い通りのダブルに今日はいける!と確信。

 魚探への反応がなくなると船は移動するが、何回目かに濃い群れに遭遇。何とオモリが底に着いた途端、当たりは電動リールの音、音…。もちろん私も奏でている。

 2匹の時よりはるかに重量感があり、暴れ方もいうことなし。仕掛けが上がった。1、2匹…6本のツノに4匹掛かっていた。

 南足柄市の小島正晴さん(56=会社員)も快調に釣っていた。「イカはよくやりま

すね。スルメはタナを見つけるのが厄介ですが、ヤリイカは底周辺。今日は4匹掛けもあり楽しめますね」。オケにはあめ色をしたヤリイカがウヨウヨ…といった状態だった。

 「それはこの時季にしてはいい型ですよ」と瀬戸船長。相模原市の前田春光さん(53=会社員)が釣った時だ。手には30センチ級をぶら下げている。前田さんもイカ釣りが好きで「当たりを取って掛けた時が一番のだいご味」と話していた。

 その後も順調で竿頭は八王子市の馬場義文さん(70=自営業)の59匹。あと55、53匹…と続いてヤリイカ初めての人も16匹。「山本さん何匹?」と瀬戸船長に聞かれ「33匹。楽しませてもらいました」。いつもは釣れないと小さな声になってしまうが、この日は面白さといい数といい大満足。ちょっと大きな声の私がいた。

 これからヤリイカもだんだんと大きくなっていく。また釣りたい!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、小田原・おおもり丸=(電)0465(84)0456。午前6時半出船。料金9000円(氷付き)。特製イカサビキは1000円。

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