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ツンデレ野郎 駆け引き攻略

[ 2017年9月3日 08:09 ]

釣れたのはワカシ以上イナダ以下のサイズ?
Photo By スポニチ

 【釣り なでしこ】食欲の秋は、釣りも最高のシーズン。釣りガール、野口美和が乗り込んだのは平塚・庄三郎丸のライトタックルウイリー五目船。小気味よい引きのイナダ、ワカシをはじめショゴなどでクーラーは満杯!

 新盛厚船長が操船する第12庄三郎丸が向かったのは港を出て5分ほど走った大磯寄りにある定置網ポイント。スタートしたけど反応がイマイチだったので、次に向かったのは大きく移動して反対の江の島方向。港を通り越してさらに烏帽子岩も過ぎたポイントで船団もできており、いかにも釣れそう。水深は20メートルで、船長の指示ダナは15メートルから水面近くまで。ビシにコマセを詰めて、仕掛けは船宿仕様のウイリー2本バリで、先の空バリに沖アミを刺し、ウイリーはホワイトと緑巻きの2種類セットの緑を選択。ハリス3号で17メートルまで落としてスッとシャクり開始、同行の父はオマツリ対策で1本バリの餌釣りです。

 胴の間でズンズンとダブルヒット、少し大きめのワカシが一荷で掛かったから大暴れされていたけど無事取り込み完了。2投目に父が掛けてやはり良型のワカシをゲット。私もコマセを詰め替えてシャクりだすとズンとヒット、ワカシの割には結構な抵抗をするなと思っていたら“プツ”っといやな手応え。一荷で掛かったウイリーバリがハリス切れだったけど、餌バリに掛かったイナダを水面で弱らせてからごぼう抜きしてほっとひと安心。仕掛けをホワイト巻きに替えたら反応がいいみたいで、これに連続ヒット。だんだんイワシがうるさくなってきたから父はカブラに替えています。

 私はそのままウイリーでやっていたらイワシのダブルが何回もあって「また君たちか」って感じ。仕掛けを取り込もうとすると、掛かったイワシ目掛けてショゴの群れが水面まで追いかけて来るのが丸見えなのに、ハリ掛かりには至らずでした。

 父も「ビシが見えるくらいまでシャクり上げたけど食わない」って諦めていました。

 イナダやワカシの方も急に反応しなくなるから食い気を誘う誘い方を探すのが大変です。さっきは早めに誘ったのに今度は優しくゆっくりと待ちも長めだったり、底付近で置き竿にドスンときたり、気まぐれなワカシ相手に暑さも忘れるほど真剣モードです。

 後半戦は朝の定置網ポイントに港周辺の15メートル仕掛けを入れるたびにいろいろな魚が掛かるので、休んでいた人も引きを楽しみだしてとても楽しいラスト1時間になりました。

 私たちの釣果はイナダやワカシ17匹、ショゴ3匹、マアジ、カマスで文字通りクーラー満タンでした。

 ■野口 美和(のぐち・みわ)1993年(平5)7月、東京生まれ。血液型B。私立大を卒業後、都内のデザイン会社に勤務。6歳から父親の光昭さんに連れられて釣りを始める。小型船舶1級免許を持つ。趣味は乗馬とアニメ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時。乗合料金1万円。

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