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BeginnerがWinner!シロギス27・9センチ!

[ 2017年8月29日 07:10 ]

垣内さんはオキアミ餌で良型
Photo By スポニチ

 【釣り人掲示板】第16回「金沢漁港シロギス釣り大会」がこのほど開催され770人が参加した。出船したのは鴨下丸をはじめ19の釣り宿から34隻。優勝賞品はペアハワイ旅行とあって選手たちは腕を競い合った。(スポニチAPC 永井 裕策)

4 全国でも最大級の釣り大会だ。

 参加者もバラエティーに富んでいた。ベテラン釣り師から、子供まで、女性も多いし、カップルや家族連れも参加。私が乗船した鴨下丸の2隻には48人が分かれて乗船。競技は1匹の全長が対象になる。運良く大型のシロギスが釣れれば、誰でもハワイ旅行のチャンスはある。

 「今日は良型に的を絞ってポイントを流しますから」と、高山将彦船長も張り切っている。港前に全船が集合。午前8時に一斉にスタート。鴨下丸は八景沖の水深10メートル前後で根周りの大型狙いから投入開始。

 船上では、気合十分で釣る人、運を天に任せてマイペースな人、お祭り気分で参加している人、いろいろな姿が見られる中、良型が釣り上げられていく。

 仕掛けは天ビン仕掛けや胴突仕掛けと分かれている。

 釣り方はさまざま。オモリで底を叩いて砂煙を上げてアピール。その中に仕掛けを入れてちょっと食わせる間をつくっている人や、胴突仕掛けで、叩いて仕掛けをたるませて待つ人、キャストして広範囲を探る人など。総じて置き竿や動かし過ぎは、あまり良くないみたいだ。

 魚がハリ掛かりし走り回ると、シロギスの魚体からは想像できないほどパワフルな泳ぎで抵抗する。釣趣に富んでいて、見ていても気持ちがいい。

 船上では、少しでも周囲で大型が釣れると「あれ大きくない?」と気にかかるみたいだ。

 左舷胴の間では品川区の垣内さやかさん(39)が「青イソメアレルギーなので、餌はオキアミ。型が良いから楽しいです」と笑顔。右舷ミヨシでは、葛飾区の田邊裕理さん(19)が「胴突仕掛けでじっくり狙いました」と良型をゲットしていた。

 午後1時の沖上がり。総合優勝は第三蒲谷丸に乗船した荒川朋子さんの27・9センチ。シロギスビギナーの女性が栄冠を手にした。

 ◆ワンポイントアドバイス

 シロギスは夏場、浅場にいるので、広範囲にキャストして探ることで釣果は伸びる。付け餌を動かしたら、止めて間をつくってはリールを巻いて同じ動作で繰り返し誘う。

 ハリスは潮の流れに乗せて張りをつくることが当たりを取るコツ。

 手前に仕掛けが流れてくる時は、リールを巻いてオモリより後からついてくるようにしてハリスをたるませない。

 胴突仕掛けでは、ビギナーでもキャストしても絡みが少ないので挑戦してみよう。釣り方は叩いてアピール、たるませて待つが基本。付け餌が、なかなかハリ掛かりしない時は、ハリの結び目より上までこき上げて餌を付け、ハリを隠すように丁寧に付ける。

 大会では、あまり動かさないでジッと待った人が大型を釣った。ハリは大きく、餌の青イソメを大きく付けて小さいのは食わせないようにして大型を狙った。オキアミは餌持ちが悪いが小まめにやって釣果を伸ばしていた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。出船は午前7時半。乗合料金7000円。

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