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ヒメに出合える御蔵島遠征 「五目」で高級魚探し

[ 2017年8月21日 07:41 ]

須田さんはヒメダイのトリプル
Photo By スポニチ

 【ガイド】網代・ゆたか丸で御蔵島遠征がスタート。一番の人気は、何といってもシマアジ。条件がそろえば、1〜2キロ級の数釣りが期待できる。また高級魚の五目釣りも併せて楽しめる。(芝 真也)

 集合の午前0時に、8人の釣り人が集まり、荷物を積み込んで出船。航程は、約5時間。到着までは、エアコンの効いた船室のベッドでグッスリ。快適に過ごせた。

 この日の最初は、シマアジ狙いから。「海底付近を狙ってください」と森野孝船長の合図で、午前6時30分にスタート。水深は50メートル前後。ビシを底まで落とし、ハリスの長さプラス1〜2メートル上まで狙う。シマアジはコマセへの反応が良いので、道具の入れ替えはマメに行うことが大事。2〜3分に1回のペースで手返しを行う。

 状況によって、シマアジは浮くこともあるので「反応が上にも出ているよ」「広く探ってみて」と船長からアナウンスがあるような時は、10メートルくらい上までシャクリながら狙ってみること。

 当日は、潮が動かないためか、反応があっても、なかなか口を使ってくれなかった。1時間ほど、シマアジを狙ったが…朝イチにバラシがあっただけで終わり。

 ポイントを移動して、ここからは、アオダイ、ウメイロ、ヒメダイを中心に五目釣り。狙う水深は60〜90メートル。上からのタナ取りで指示が出る。コマセをパラパラとまきながら、上へと広く探ることがポイント。指示ダナより5メートル余分に仕掛けを落とし、コマセシャクリの要領で、タナ上5メートルまで探ってくる。誘い上げる手を止め「ギューン」と力強く引き込む当たり!これが気持ちいい。

 近場の釣りから、遠征、深場までと、幅広いジャンルの釣りを、月2回のペースで楽しんでいるという右舷ミヨシ2番に座った町田市・須田敏弘さん(47=会社員)は「普段見ることない、おいしい高級魚が釣れる。遠征のだいご味ですね」とヒメダイのトリプルに頬が緩む。

 左舷トモから竿を出していた小田原市・長谷川利美さん(44=会社員)は、1キロ級のアオダイをゲット!「久しぶりの釣行。当たりが来るたびトキメキました。引きも強くて楽しいです」と満面の笑み。

 今回、残念だったシマアジだが、魚影の濃いポイント。条件がそろえばチャンス大。数、型ともに期待できる。五目も有望。高級魚がそろう御蔵島遠征。楽しめます。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午前0時集合。料金3万3000円(コマセ、付け餌、氷付き)。予約乗合。

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