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良型連発味わいマアジ 全て尺超え!最大42センチ旬真っ盛り

[ 2017年7月29日 07:33 ]

良型を連発させていた安住さん。このサイズがそろうのは魅力
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】“サバ威張る”ゲームを制して尺四寸(約42センチ)!?宮城県仙台湾の真ん中で大型のマアジが釣れ盛りだ。その引きは強烈の一言! (スポニチAPC 菅野 順也)

 夏の魚が釣れ盛る季節の真っただ中。高い水温を好むマアジが各地で好調のようだ。東北の仙台湾でも夏から秋にかけてマアジ専門狙いの船が出船している。この海域で一番人気のマガレイに隠れた、通好みのターゲットだ。

 午前5時、七ケ浜から出船したやまさ丸。舵(かじ)を握る佐藤大蔵船長によれば「広い仙台湾ですが、型ごとにマアジの群れが集まるポイントが違います。今日は大型が期待できるところに行ってみます」とのこと。

 「水深は38メートル、海底は魚礁です。35メートルに反応があるのでタナを合わせてください。上層にはサバが集まるのでうまくかわしてください」と佐藤船長のアナウンスで釣りをスタート。

 仕掛けは片天びん式にクッションゴムの2〜3本バリ。ビシカゴにはアミエビを詰めて投入。海底までいったん落とすと根掛かりするので、指示ダナで停止。竿を数回振ってコマセを出すと私の竿に当たりが伝わってきた。1投目、ゴツゴツと激しい引きで横に走りながら上がってきたのはサバ。脂が乗ってうまいゲストだが、本命の人気はマアジ。残念ながら外道扱いをされてしまうのだ…。

 2投目は真下にサバとは違って優しいが重量感のある引き込みで35センチの本命が浮上した。

 口の弱いマアジの取り込みはタモの使用が無難。慣れてきたら手返し重視で、仕掛けの張りを緩めずに船内に一気に引き抜くのもありだ。

 山形市・今田丈長さん(42=会社員)は「マアジは食べておいしくて、引きも強いところがお気に入りです」と開始から多点掛け。

 しばらくするとサバが集まり、タナに届く前に仕掛けが停止してしまう状態に。佐藤船長は「サバが濃くなってきたので少し移動します」と、船を離れた魚礁に合わせた。

 先週に続いて乗船という、仙台市・安住隆夫さん(65=会社員)は「型が良いからまた来ちゃいましたよ。よけてはいますがサバもおいしいからうれしい魚ですね」と尺超えアジの手応えににっこり。

 仙台湾の釣りは何でもこなすという、亘理郡・小野敏夫さん(62=会社員)は「今の季節は釣り物が多くて選択に悩むほどですね。新鮮な魚は妻が喜んでくれますよ」と話した。

 当日は竿頭の釣果は24匹。サバが多く数が伸びなかったが、サイズは別格。釣れたのは尺超えのみで、尺四寸も飛び出した。

 「今日はサバの群れが本命と同居でちょいとてこずってしまいました。もうすぐ群れが分かれることが予想できるので釣りやすくなるでしょう」と佐藤船長。

 仙台湾の特大マアジ釣りは、晩秋までロングランで楽しめる予想だ。

 ▼使用タックル 竿=がま船 ライブラM1.95メートル、仕掛け=がまかつ 極アジビシ仕掛け11号、餌=マルキユー バイオベイトいかタイプ。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、七ケ浜・やまさ丸=(電)022(362)3696。出船は午前5時。乗合料金9500円(コマセ付き)。

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