×

来た!来た!キハダ開幕 女性も気軽に楽しめる「マグロ釣り」

[ 2017年7月23日 07:15 ]

大物キハダマグロとポーズ
Photo By スポニチ

 【釣魚居酒屋あかり亭】相模湾のマグロシーズンが開幕。8月1日からは餌釣りもスタート。大物ハンターを集めて盛り上がりを見せる。「あかり亭」のふくだあかり女将が作るマグロ料理。ご家庭でも試してみてくださいね。

 7月になると、船宿のHPやSNSでキハダの情報が毎日のように入ってきて、この釣りが好きなアングラーは、いつどこの船で何匹釣れたのかのチェックに余念がない。

 実はワタシもそんなキハダファンのうちの一人。7年前に初めてこの釣りにチャレンジして、運が良いことにその年に30キロ近い魚をキャッチしたものだからもう大変。それからその興奮が忘れられずに毎年通い続けている。

 いざ船に乗ったからといって確実に釣れるわけではないし、絶対チャンスが来るワケでもない。でも運良く自分のルアーに魚が食いついて、重みがロッドに乗った瞬間にドラグが鳴る…あのアドレナリンが噴き出す感覚は何度味わっても飽きることがない。

 そんなキハダ、ひと昔前までは夢のような魚だったものが、近年は軽くて扱いやすい丈夫なロッドにリール、頑丈なラインもたくさん出ているから、ルアーを始めたばかりの人や女性にも手の届く、みんなが楽しめる釣りになってきた。

 だからこそ安全に楽しくキハダゲームを続けるために、やはりそれなりの格好をして釣りに行ってほしい。毎年、必ずと言って良いほど耳にするキャスティングでの事故。たまに見かけるビーチサンダルのようなつっかけに上半身裸のルアーマン。確かに今の時季、海の上は暑い。でも暑いよりも先に守らなければいけないことがある。まずはライフジャケットをしっかりと着け、滑らない底の足にフィットした靴にグローブ、帽子、偏光グラスやサングラスをしっかりと着け、ルアーのフックはバーブレスにして挑んでほしい。自分の身は自分で守ると同時に他の人をケガさせず、みんなが気持ちよく釣りを続けていくためにぜひともお願いしたい。

 そして無事にキャッチできたらぜひおいしく食べてほしい。大型の魚だけあって可食部分が多いし、保存が利くから、食べ方はたくさん!その中でも、どんな部位でもおいしくいただける2品をご紹介!

 ◎キハダのタルタル

 【材料】キハダ、アボカド 1個、タマネギ 3分の1、万能ネギ 少々、レモン汁、クレージーソルト 適量、ガーリックオイル 大さじ3、しょう油 大さじ3、わさび 少々、イングリッシュマフィン 2個。

 【調理】

 (1)マグロとアボカドは5ミリ角に切り、タマネギはみじん切りにして、水にさらした後、水気を取る。

 (2)アボカドは変色を防ぐためにレモン汁を少しかけて、クレージーソルトで味を付ける。

 (3)マグロとタマネギとアボカドを混ぜて、ガーリックオイルであえて、再度クレージーソルトで味をととのえる。

 (4)しょう油とガーリックオイルとわさびを混ぜて、ドレッシングを作る。

 (5)イングリッシュマフィンをトースターで焼いて、マグロのタルタルを乗せたら、刻んだ万能ネギを散らしてドレッシングをかける。

 白ワインにとっても合う、オシャレ料理です。

 ◎キハダのユッケ

 【材料】キハダ、卵の黄身 1個、ネギ 3分の1本、しょう油 大さじ1、ごま油 大さじ1、砂糖 小さじ1、コチュジャン 小さじ1、いりゴマ、松の実、ひまわりの種 適量、クコの実 適量、みょうが 1本、大葉 3枚。

 【調理】

 (1)しょう油、砂糖、卵の黄身、ごま油、コチュジャンを混ぜ合わせて、づけダレを作り、粗みじんにしたネギと1センチ角に切ったマグロとあえる。

 (2)いりごま、松の実、ひまわりの種、クコの実も加えて混ぜ合わせて、皿に盛り、刻んだみょうが、大葉を乗せる。

 ご飯とビールにとっても合うお料理です。どちらも油を使っているので、さっぱりしたキハダによく合います。

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る