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イサキ ジャンボだ!2匹掛けだ!釣って楽しく食べておいしい

[ 2017年7月19日 07:11 ]

「写真写りが悪いから」と良型イサキで顔を半分隠した高木さん
Photo By スポニチ

 【永井裕策名人のステップアップ理論】6月1日に解禁した三浦半島剣崎沖のイサキ、現在絶好調で釣れている。ここのウリは釣って面白く、抜群にうまい。松輪江奈港・新徳丸に出掛けてきた。(スポニチAPC 永井 裕策)

 関東のイサキ釣り場の中では最もスタートが遅い。その分、釣れる魚は、身にたっぷりと脂をまとい、人気が高い。

 「今年は当たり年、脂の乗ったジャンボサイズ交じりで釣れているよ」と吉田槙市船長もご機嫌だ。

 丸々と太った35センチオーバーを含み平均30〜40匹、トップは60〜80匹と釣れている。

 港から航程20分の吉野瀬がイサキのメインポイント。水深は20〜25メートル前後で、船長の指示ダナは20〜10メートル。幅広く反応を見て指示が出る。指示ダナを守ることが釣果に影響するので注意が必要だ。

 当日の釣り客を見ていると全長3メートル、ハリス1・5号の3本バリが基本だが、常連さんは小型バリのウイリー仕掛けを自作している。中にはオキアミ、イカ短、バイオベイトの餌を付ける人、ウイリーやカラーバリなどの擬餌バリを付ける人など思い思いの攻略法で楽しんでいた。

 タックルもLT(ライトタックル)でビシは40号で手軽に、軽快に楽しめる。

 船長のおすすめは餌取りに強い、小さいハリのウイリー仕掛け。

 「20〜10メートルまで探ってください」。そのタナの間を細かくシャクりながら誘いあげて当たりダナを探る。

 当たりダナを探したらその上下を集中して攻める。左舷ミヨシ寄りでは練馬区の高木雄三さん(47=自営業)は、ジャンボイサキに「やったー、これが欲しかったんです。食べるのが楽しみです」とうれしそう。80匹と数も伸ばしていた。

 左舷胴の間では、相模原市の石井正彦さん(70=会社員)は良型の2匹掛けに、「ここのイサキはうまいから、よく来るけど、今年はいいね」と良型の2匹掛けを見せてくれた。釣果は55匹。

 超美味のイサキ、たくさん釣って、その人気の味を味わうなら今です。

◎永井の理論

 仕掛けは、ウイリーバリ、カラーバリのパターンと付け餌パターンがある。

 常連客は、ハリを小さくした自作のウイリー仕掛け。最近多くなったのが、カラーバリの仕掛け。この仕掛けは動きが命。常にシャクリを入れて誘いを掛けること。

 付け餌はイカ短、バイオベイト、オキアミだが、こちらもハリはチヌバリ1〜2号と小さめがいい。餌釣りでは、手返しを早くこまめにやることが大切だ。

 船長の指示ダナの間を細かく細かく誘って、食いダナを探したら集中的に攻める。

 スーッとシャクり上げてしばらく待ち、当たりがなければリール半回転巻きながら竿先を下げ再びスーッとシャクって待つ。

 当たりダナを見つけるとシャクり始めた途端に次々食い付き、すぐに2点掛け、3点掛けの多点掛けができる。

 ▼釣況 松輪江奈港・新徳丸=(電)046(886)1607。出船は午前5時半。乗合料金1万円(コマセ・氷付き)。

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