×

太陽は燃えている SUPフィッシング初挑戦で特例入賞「いつか大物を」

[ 2017年7月13日 07:33 ]

<SUP釣り大会>小さいけど、記念すべき2匹!SUP釣り初挑戦で釣り上げた24センチのワカシと14センチのヒラメを手にして笑顔を見せる杉浦太陽
Photo By スポニチ

 【釣り人掲示板】最近注目を集めているSUPフィッシングの大会がこのほど、神奈川県藤沢市の辻堂海岸で開催された。大会は「第50回マーボロイヤル杯 SUP FISHING DIV」で、大の釣り好きで知られる俳優の杉浦太陽(36)が参戦した。 (藤田 知洋)

 「食いは渋かった〜!でもメチャ楽しかったぁ!」とSUPフィッシング初挑戦を終えた杉浦。初めは落水しながらもボードにはい上がり、根性と執念で2匹を仕留めた。

 波に揺れ不安定なボード上でのルアー釣りだが、杉浦は持ち前の運動神経で、徐々に安定して竿を振れるようになった。そして開始から約1時間…最初の歓喜が訪れた。

 「青いスピンテールを魚が追っているのが見えた。これは食う!と思った瞬間、ガツンと来た」

 水面近くで魚とのやりとりが楽しめるSUPフィッシング。大物がヒットすればボードごと引っ張られる。

 「引きが強烈で緊張した!上がってきたのは24センチのワカシでアレッて感じだったけど、もっと大物と格闘した気分だった」

 その後当たりが遠のき、1キロ以上離れた河口付近のポイントへと移動。「マゴチかヒラメ狙いで仕掛けをワームに替えた」という杉浦の竿先が再び反応する。

 「シャクり上げた瞬間に食ってきた。でも手応えから小物と分かった」。予想通り上がってきたのは手のひらサイズのヒラメ。

 「カレイかと思うサイズだけど釣った喜びに変わりはない。リリースするつもりだったが、すぐに死んでしまったので陸に持ち帰ることにした」

 その後もパドルをこぎ、竿を振って、4時間奮闘した杉浦だが、タイムアップ。結果は規定サイズ(30センチ)未満の2匹に終わった。

 だが、全選手の検量が終わるとヒラメは杉浦が持ち帰った1匹のみ。14センチと表彰対象外ながら、特例としてヒラメ部門賞が授与された。SUPフィッシング初挑戦で、うれし恥ずかしの入賞となり、表彰式でヒラメを模した木彫りのトロフィーを手渡された=写真。

 「いつか木彫りではなく本物の大物を仕留めたい。完全にSUPフィッシングにハマりました!」という杉浦。「今度は家族と来ようかな」と、最後は良きパパの顔ものぞかせていた。

 ◆SUPフィッシングとは 通常より大きく浮力のあるサーフボード(スタンドアップ・パドルボード=SUP)に乗って沖合までこぎ出し、釣りを楽しむ新しいレジャー。今大会はルアー釣りのみでシーバス、ヒラメ、マゴチ、青物を狙い、重量で順位を決めた。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る