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本格派も満足メジナ45センチ 東京湾に穴場!多彩な魚種

[ 2017年7月10日 07:18 ]

45センチのメジナを仕留めた矢数さん
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】東京湾奥の釣り場のイメージといえば小狙いの場所。が、川崎市・東扇島西公園は本格派をも満足させる型物が狙え、かつターゲットも多彩。それでいて、家族連れにも安心して楽しめる所だ。(スポニチAPC 恩田 誠)

 ここは、工場・倉庫街のある埋め立て地につくられた公園で、結構な広さがある。釣り場の背後には芝生広場などがあるので、子供連れにも楽しめる場所。こうした場所は得てして釣果はいまひとつなのだが、ここではこの点でも期待十分だ。

 湾奥の場所だが、意外にも常連のメインターゲットは大型メジナ。この日も、川崎市の矢数和行さん(57=自営業)が45センチの大型をゲットしていた。ポイントは沖10メートルほど、タナは2・5メートル。

 矢数さんのまくコマセには30〜35センチのメジナが視認できるほど群がっていた。「今は浅いタナで35センチ級の数釣りが楽しめる」と矢数さん。小魚が多い時は、餌にはイソメ類を使うとのこと。

 この時季の投げ釣りの定番といえば、ハゼとシロギス。別図のようなシンプル仕掛けでのチョイ投げでも狙える。

 が、常連のターゲットは高級魚のマゴチ。釣れたハゼやシロギスを生き餌として泳がせて狙う。この釣りを行う人は専用のタックルを用意するが、初心者でも大丈夫。

 ハゼやシロギスが釣れてもそのままの状態にしておくと、いつか、その魚を狙ってマゴチがやってくることもあるのだ。もっとも、「マゴチも」という期待を抱く場合は、初めから太仕掛けにしておく必要があるが。

 もっとも手軽な釣り方の「サビキ仕掛け」は、ここでは魚の群れ次第。少しでも釣果を上げたい場合は、「バケバリ仕掛け」よりも、ハリにアミコマセを付ける「カラバリ仕掛け」が効果を発揮する。

 ▼釣況・餌 勇竿釣具店(川崎市川崎区)=(電)044(299)0012。交通は川崎駅前から国道132号を東扇島方向に進み、国道357号を西公園方向へ。公園内に有料駐車場あり(3〜5時間利用で400円)。

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