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2キロ超タコお預け まだこれから 排水の流れ乗せ探る

[ 2017年6月29日 07:26 ]

本命のマダコを釣った安達祥一船長と…悔しい
Photo By スポニチ

 【釣り なでしこ】東京湾のマダコが釣れ始めた。2キロ超の良型が交じることも。ひと潮ごとに成長する“照りダコ”を狙いに釣りガール、野口美和が乗り込んだのは南六郷・ミナミ。今季の初ダコを釣ろうと意気込んだのだが…。

 “激乗り”の期待を込めたタコ釣り師11人を乗せて出船。安達任伯船長が向かったのは木更津沖堤から少し離れた良型キスが釣れるポイントです。

 私は船宿仕様のテンヤで、同行の父はマゴチでサイマキに抱きついてくるからとマゴチ用のサイマキエビを自作テンヤに付けて小突きスタート。

 渋糸に伝わってくる手応えから、底は砂地の中にガラ場が点在しているって感じ。渋糸を乗せている指先に神経を集中して小突き続けましたが、ここでは乗りが出なく大きく潮回りして通称「二本煙突前」のポイントで仕切り直し。今度は、排水の流れ出しに乗せて探る任伯船長の作戦。これがズバリ当たって左舷ミヨシの常連さんに1キロが出ました。任伯船長の長男で、助手の祥一船長も簡単に500グラムをゲット。

 直後に私にも触りが出たけど離されたから根掛かり覚悟で送り込んでみたらまた触ってきたから「ヨ〜シ!取るぞ」と持ち手を替えて大きくあおろうとした途端ガッチリ根掛かり。「やっちゃった〜」。まだ付いている手応えなのにビクともしなくなってしまい、任伯船長が船を回してくれたけど上がってきたのはタコなしのテンヤだけでした。

 次のポイントは木更津沖の水深12〜20メートルのカケ上がり。テンヤを入れると渋糸が沖側にスーッと伸びていって着底。今度は小突くのではなく、引きずるような感じです。

 伸びた渋糸をやはり引きずるように手前に手繰っては待ちを入れていた父が「来たよ」。祥一船長のタモに収まったのはこの日最大の2・3キロ。

 「これでタコ焼きと酢タコは確保できた」なんて変な余裕ができたら、「ちょっとアジをやりたい」というお客さんのリクエストで1時40分にタコを終了してアジポイントの羽田空港沖へ移動。ここでは仕掛けを入れたらすぐに当たりが出て、入れ食い状態。本命のマダコは釣れなかったけど、クーラーには52匹のアジとイシモチでお土産はタップリでした。

 ◆野口 美和(のぐち・みわ)1993年(平5)7月、東京生まれ。血液型B。私立大学を卒業後、都内のデザイン会社に勤務。6歳から父親の光昭さんに連れられて釣りを始める。小型船舶1級免許を持つ。趣味は乗馬とアニメ。

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