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39センチも!爆釣の好期到来 段差「一発」仕様に変えサイズアップ

[ 2017年6月19日 11:18 ]

ベテランの沢井さんは良型を釣り上げた
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】千葉県君津市にある三島湖の新べラは上流で浅場を回遊。40センチ超級の巨べラは深場からタナを上げて荒食いが始まった。梅雨の増水で例年通りの束(100匹)釣りも期待できる。(スポニチAPC 上田 観水)

 約4メートル減水の“夏水位”だが、新ベラ交じりで束釣りが始まった。「新べラは上流、40センチ級は深場の宙層を回遊」との情報で広瀬ロープは釣り人で鈴なりだ。

 「魚影は濃いです」とは石井釣舟店(店主・石井時保さん)の話。

 モジリが多い川又ロープで「カルネバ」餌=ボソタッチ仕様=を上餌「同」=やわらかタッチ仕様=を食わせ餌に11尺竿、約1・5メートルの宙釣りを始める。

 餌慣れベラの動きとブルーギル、ミドリガメの猛攻撃をかわして27センチ級の新ベラは釣れたが、風で波立ちと水流が出たのを機に竿いっぱいのタナに変えると尺上(30センチ超級)が上餌を食ってきた。

 餌タッチの違いと考え上下逆にして上餌がバラけた後、下餌の食わせ当たりを待つと、38センチ級を交じえツ抜け(10匹)だ。

 「年齢とともに数釣りから巨べラの引き味に興味が移りました」と話すのは澤井孝広さん(75=江東区)。三十数年通い続けている勝手知ったる釣り場で、餌慣れベラの動きに対応して18尺竿から始めたが、当たりは遠く13尺竿いっぱいのタナに変える。段差「一発」釣り仕様にすると35センチ級から39センチサイズアップさせ、20匹釣り上げて「好期到来、楽しみはまた次に」と満足の納竿だ。

 梅雨の増水で新べラ、良型共に広範囲な回遊が始まり爆釣の夏釣り突入が期待される。

◎攻略法

 天候や水位、水温などから放流ベラ、良型の回遊層を考慮してポイントと竿長、タナの判断が肝要。

 新ベラは、ぼそタイプのダンゴ餌で狙い寄せ重視、当たりが出たら小餌で勝負する。

 良型も「カルネバ」などの両ダンゴ攻めで餌慣れベラの動きに対応、上餌のバラけた後に下餌をしっかり持たせる作戦で食わせるのがコツ。

 従って「感嘆」や「一発」の段差釣りが効果的とされ、食わせ餌の誘い方で食いを誘うのが鍵となる。

 ▼釣況 石井釣舟店=(電)0439(38)2139。貸しボート代は3000円。入漁料なし。出船午前5時。

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