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解禁ヒラメ5キロ級 近頃の不運とオサラバ!

[ 2017年6月7日 07:09 ]

5キロ級のヒラメを手にご機嫌のあかり  
Photo By スポニチ

 【釣り姫見賛!】千葉県外川沖のヒラメが1日、解禁。“釣り姫”ことふくだあかりは、解禁日に外川・かせ丸に乗り込んだ。「最近、釣果に恵まれない」と嘆く姫にも、“初物”は幸運をもたらしてくれた。

 釣り人の好きなワードの一つに「解禁」がある。禁漁期間はその対象を狙わないので、温存されていた魚がここぞとばかりに食ってきて、数釣りができる。釣り人なら誰しもが解禁を待ちわびていると言っても過言ではない。かくいう私も解禁は大好きで、うずうずしてしまい、解禁情報には目がない。

 かせ丸・竹内輝夫船長が船を向けたのは港からすぐの川口沖の水深30メートル前後。オモリは60号なのでライトタックルで臨みました。

 実は私、この時季のヒラメを狙うのは初めて。タナや食い方、釣れるサイズに冬との違いがあるのか、ドキドキしながら素早く生き餌のイワシを付けて仕掛けを落とし、まずは底上50センチぐらいにタナをキープ。水温が高くなって活性が良ければ、もう少し上を狙ってもいいかな…なんて思っていたらどうも当たりが出ない。仕掛けを上げると、イワシが冷たい。どうやら底の水温がかなり低いみたい。ならばと底べったりを狙ってみるとやっと当たりが。

 ヒラメとはちょっと違う反応におそるおそる合わせるとずっしりした重みが。上がってきたのは自己新記録サイズのでっかいマトウダイだった。 その後も底を狙うと一流しに1回ずつぐらいの確率で当たりは出るけれど、食いが浅いのか、どうも掛からず、じっくりしっかり食わせてソゲサイズをゲット。

 底べったりのしっかりした食わせで2匹目を釣り上げるもちょっとサイズが振るわない。しかも、5月中は暑い日が続いていたので、ちょっと気温が下がったとしても寒いことはないだろうと油断をしていたら、冷たい雨に降られて芯から冷えてしまい、途中休憩しながらの釣り。

 しばらく船室で温まってから釣りを再開したら、小さい当たりが。「またソゲかな?」としっかり食わせの間を入れて合わせたら、なんだかずっしり重い。ドラグを出す強い引きに慎重にやりとりをして、上がってきたのは分厚くて立派な5キロ級の大ヒラメ。これには寒さも吹き飛びました。 この日はマトウ1匹にヒラメ3匹の竿頭までとらせてもらい、この日、同船した越谷市の田口鎮夫さん(88)と柏市の山崎友吉さん(85)も一緒に喜んでくれ、解禁のヒラメ釣りを大いに楽しむことができました。

 かせ丸では禁漁期間の4月と5月を除いてヒラメ釣りを楽しむことができます。船長は大ベテランだし、女将さんはべらぼうに優しい。常連さんは気さくで、とっても釣りのしやすいアットホームな船宿さんでした。

 海はベイトの数も多いし、これから水温が上がれば活性も上がって、数もサイズも狙えるようになってくるハズ。夏季のヒラメ釣りを楽しんでみませんか?

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、外川・かせ丸=(電)0479(24)9375。集合は午前4時。乗合料金1万2000円。

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