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富士山眺めて尺半頂き!低水位で“ダラダラ乗っ込み”爆釣チャンス

[ 2017年5月14日 11:36 ]

尺半級を釣り上げ笑顔を見せる野木さん
Photo By スポニチ

 【ヘラブナ大作戦】大物の宝庫、山梨県の河口湖の地ベラが乗っ込み中。低水位とあって産卵場を探し求める50センチ級の巨ベラが回遊して爆釣中。“ダラダラ乗っ込み”の様相でチャンスは長く続きそうだ。(スポニチAPC 上田 観水)

 山々が萌え始め、乗っ込み情報で出掛けると、富士山の雪は山裾までのびている。

 天候不順から低水位で迎えた乗っ込み期、「産卵場がなく沖で尺半(45センチ級)が群れている」とは北浜荘の梶原宗行さんの話。「奥川で尺半が出た」との情報にモジリが盛んな馬場川をスルーして奥川沖で15尺竿、4メートルの底を狙うと尺バヤだ。

 “大ベタ”に変え、食い上げで37センチ、続いてスパッ!沖へ走ると反転、ボート下へ潜られ風波で立ち上がることもできず取り込みに苦労するうちに水棹(みざお)に絡まれハリス切れ。逃げた魚は大きかった?

 馬場川では「子供のころから地ベラ釣りにハマって」という野木鋭也さん(60=島田市、自営業)が17尺竿、3メートルダチを両グルテン攻め、44センチを頭に4匹。「富士山を眺めての釣りはたまりません」と、昼すぎに納竿だ。

 巨ベラの魅力に取りつかれ4月29日に49センチを釣り上げたのは渡辺完治さん(71=八王子市、自営業)。

 この日も、「野ベラは夕マズメが活発に動く」と日暮れに納竿。32〜47センチを22匹釣り上げた。

 乗っ込みは10〜15日周期とされるが、産卵場が少ない状況では降雨や富士の伏流水の増水など、環境が整う梅雨時まで好機は続きそうだ。

 ▼釣況 河口湖・北浜荘=(電)0555(76)7736。遊漁料+遊漁税は、現場売り1550円。前売り1050円。貸しボート代2500円。

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