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メジナだ、クロだ 春ウキ浮き 見える魚を狙う

[ 2017年5月6日 11:47 ]

メジナとのやり取りはスリリング
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】「夏近し」を思わせるような陽気。こんな時は、竿を持って海に出掛けるのが一番。ウキ釣りを楽しませてくれる魚たちが、多くの釣り人の訪れを待っている! (スポニチAPC 恩田誠)

 「夏日が当たり前」の気温が続くが、海水温は15度前後で、今まさに春、といった感じ。魚たちが目覚めてからまだ間もなく、動きはいまひとつ。それでも、メジナ、ウミタナゴ、メバルといった、ウキ釣りで狙いやすい魚は磯際や堤防際をにぎわせ始めている。

仕掛けは少し複雑で、釣り方もやや難しいけれど「ウキの消し込み」を一度味わったら、もうやめられない。

 春は風が強い日が多いが、5月に入るとやや落ち着きを見せる。穏やかな日なら、のんびりと竿が出せる場所がお薦め。

 「梵天の鼻」は、観光地の一角に位置するために訪れる人は多いが、釣り人は少ない。結構広い岩場だが、高さがないためにウネリには弱い。白波が立つような日は避けたい。穏やかなら、足場は平たんなので、釣りやすい。水の動きが少しでも変化している場所を探して釣り場に決めよう。

 「秋谷港堤防」は以前、トラブルが多発したため、現在は釣り人に対する制約がとても多い。とはいえ、これによりマナー良く釣らざるを得ないため、のんびりと釣りができる。

 堤防自体はまずまずの大きさだが、竿が出せるのは先端部の沖側のみ。港内側は船の航行を妨げる危険性があるため全面的釣り禁止。

 先端部は潮通しが良いため魚影はかなり濃い。メジナの居着きは多く、時折、クロダイも姿を見せる。午後3時には釣りを終えなければならない。

 仕掛けは別図の通り。この釣りには「コマセ」が必需品で、配合餌にオキアミかアミコマセを混ぜたものを使う。

 コマセは一度に多く撒(ま)くのではなく、「1投1杯」が基本。「見える魚は釣れない」と言われるが、この釣りでは、見える魚を狙う。コマセや魚の動きを見るために、「偏光サングラス」があると良いだろう。

 ▼釣況・餌 細谷釣具店=(電)046(856)8377。秋谷港堤防は、毎週火曜日は入場不可。有料駐車場(1日620円)は午前8時〜午後5時。堤防での釣りは午前7時〜午後3時。

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