×

生きエビでマダイ釣る ゲストも多彩!お得感いっぱい

[ 2017年5月5日 07:21 ]

活性が上がった後半、1・3キロの良型を掛けた鳴海さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】初日に5キロの大物が飛び出した茨城県鹿嶋沖のマダイ。遅れ気味だった乗っ込みに、やっと突入した感じ。早速、鹿嶋・豊丸で狙うと…。来ました本命が。一つテンヤでのダイレクトなやりとりはこの釣り最大の魅力だ。 (スポニチAPC 林悠二)

 鹿嶋・豊丸では2年前に12キロの巨マダイが出ている。宿開業以来の記録だ。今季も数日前から乗合をスタート、5キロを筆頭に2〜3キロ級が出るなど滑り出し順調。釣り場は鹿島アントラーズの本拠地、大きなスタジアムの真沖で30メートルダチ。航程は20分ほど。

 「大物は根際の平地。中小型は根の上。今のところポイントはどちらも底近く」と状況を説明するのは出頭豊一船長。まずは根際の大物を。船を潮に乗せて流すパラアンカーが落ち着き、一斉に4人が竿を出す。すると右舷トモで竿がいきなりしなる。口開けは30センチ級のクロソイ。この人、再投入すると今度は600グラム、次いで400グラム級の本命2連発。宿の常連さんで建築会社を息子さんに譲り、悠々自適の毎日。「釣りは暇つぶし。週5回は乗船しています」とは埼玉県白岡市の鳴海美津正さん(70)。テンヤ釣りのキャリアは10年で記録は昨年5月に釣った9キロ。数では1キロ級を15匹…。

 「ここは常に生きエビが使えてありがたい」。これらが鹿嶋にハマった理由だとか。

 潮が緩くテンヤは5号、リーダー2・5号。筆者も8号→5号に切り替えると、早速ピュッと吸い込む当たり。ドラグが何度も滑りスリル満点。800グラム級ながらいい引きが味わえた。30センチ級の沖メバル、黒メバルの4連発に続き、これまた良型ハナダイがお目見え。

 後方で「少し型がいいよ」と、慎重にリーリングする鳴海さん。1・2キロを上げると、「また来たよ」今度は1・3キロを取り込んだ。朝方は水温13・3度で食い渋ったが、9時すぎから14・5度に上がり、潮も流れ始めて活性が高まった感じ。宙層に魚探反応が出たし、見逃した本命当たりも何度か。

 この日、鳴海さんが底中心に狙い5匹で竿頭。筆者は良型の他、多彩なゲストに恵まれますますテンヤ釣りに拍車が掛かった。今後は魚影が一段と濃くなり楽しみが一層広がる。

 ▼出頭船長の話 釣果を左右するのは水温と餌のエビ。水温は今後、順調に上昇するはずでいよいよ本番です。現在、週2回、夕方から生きエビの巻き網漁を操業中。いい釣りをしてもらうため睡眠を減らしエビの確保に努力しています。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・豊丸=(電)0299(69)3319。乗合は午前5時出船、料金は生きエビ餌、氷付き1万1000円。ヤリイカ乗合も出船中。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る