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アマ〜イ誘惑でヤリ〜!!イカ4匹掛け 優しく誘ってパラソル級

[ 2017年4月3日 05:30 ]

渡辺さんは大型の4匹掛け
Photo By スポニチ

 春の気配とともにヤリイカの群れが北上!美しい姿に似合わない強い引きが魅力だ。釣果に安定感ある茨城県鹿嶋沖で狙った。パラソル級も交じり楽しめる。(スポニチAPC 菅野 順也)

 パラソル級の特大が名物となっている鹿嶋沖のヤリイカ釣り。他の海域より浅い水深で鋭い手応えが楽しめるとあって、人気が集まる。

 しかしイカ類の好釣果は長続きしないのが当たり前。その傾向が特に強かったのが昨シーズンだった。海水温が安定せず、情報を頼りに釣行しても裏切られた人が多々いたはず。

 そんなイカ釣りでも今シーズンは開幕こそ日ムラに悩まされたが、中盤から安定した釣果が続いている。

 乗り乗りのヤリイカを期待して乗船したのは、出頭洋幸船長がかじを握る豊丸。午前6時、鹿嶋南東方向の水深70メートルで出頭船長よりゴーサイン。投入器よりプラヅノが一斉に放たれた。開始からすぐに触りがあり、乗船客全員のオケにヤリイカが泳いだが、後が続かない。

 出頭船長は次々に表れる反応に船を合わせて、釣り人も息を合わせ投入を繰り返した。すると2時間ほど経過して突然、時合が訪れた。

 着底と同時に竿を曲げた、市川市・田中順一さん(44=建築業)は「季節の釣り物を追いかけています。今はヤリイカに集中していて、昨日に続いて連続乗船ですよ」と良型をキャッチ。

 2週続けて釣行という、石岡市・小橋三男さん(62=会社役員)は「先週は数が少なかったのですが特大でした。今日は中型メインでも数が多いです。どちらもうれしいですね」とにっこり。

 出頭船長によれば「基本は指示ダナを下からゆっくり誘ってください。1匹掛かったら少しずつ手巻きで上げるのが、追い乗り狙いのお薦めです」とのこと。

 同行した妻の悦子(45=美容師)は前半こそ仕掛けさばきにてこずっていたが、中盤には5匹掛けを達成。船長に教えられた「手巻きで追い乗り狙い」を実行した私は8点掛けのパーフェクトでお返しに成功!

 そして残り1時間で2度目の時合に突入。今度はパラソル級ばかりがプラヅノを襲い、抱えてきた。「ズンズンズン」と道糸がきしんで、重量感が伝わってくる。

 市川市・渡辺敏夫さん(68=理容師)は「ヤリイカ釣りは優しい誘いが一番ですよ。女性と同じですよ」と特大をそろえての4匹掛けを披露。

 当日の竿頭は70匹の釣果。私は38匹。妻に優しく釣りを教えたつもりだったのだが…女性への接し方から勉強してから再度挑戦しよう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、鹿嶋・豊丸=(電)0299(69)3319。出船午前5時。乗合料金1万2000円。ヤリイカ船は鹿嶋・清栄丸、那珂湊・仙昇丸からも出船中。

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