×

ヤマメ、イワナが待っている…迷ったらぜひここへ!

[ 2017年3月14日 05:30 ]

葛野川の宮古橋下流のポイントで竿を出す
Photo By スポニチ

 【渓流2017】春の日差しと野鳥のさえずりを聞きながら渓流釣りをおう歌できる季節はもうすぐ!そこで今回は首都圏から気軽に釣行可能な釣り場をピックアップします。

 ◆山梨県・奥道志川

 奥道志川は解禁時よりも3月の彼岸(17日)を過ぎるころからが狙い目!水温が上昇すれば天然魚、準天然魚が活発に動き出し、良く餌を追うからだ!

 漁協ではヤマメの成魚を3月に2回、700キロ、4月は3回に分けて1000キロ、5月は連休前に300キロの放流を実施する。釣り場は、下流の両国から中流の笹久根まではV字峡なのでキャンプ場に有料駐車して釣り歩くのが良策!

 ほかにも入渓点はあるが健脚向き。大室指から最上流部の長又集落までは入渓しやすく、初心者からべテランまで楽しめる。長又から源流部まではイワナとヤマメの混生域。有力な支流は下流からヤグラ沢サガセ沢などが狙い目。

 ▼釣況 下流部は両国屋=(電)042(787)2023。中上流部は新津商店=(電)0554(52)2011。

 ◆同・葛野川

 解禁からロケットスタート。本流は桂川本流との合流点やや上流のラバーダムからが狙い目。この地点から上流部の和田

 集落まで稚魚、成魚放流が実施されているので、魚影は濃い。下流部はフラットで足場も良く釣りやすい。支流・奈良子川合流点から上流部はアップダウンがあるので上級者向け。一方、有力支流は、奈良子川と浅川が挙げられる。奈良子川は合流点から狙える。

 中流部の管理釣り場を挟んで下流部はヤマメ、上流部はヤマメとイワナの混生域になる。浅川は集落の前後が狙い目

 ▼釣況 宮古橋オトリ店=(電)090(5314)2871。

 ◆同・秋山川

 本川は知る人ぞ知る好釣り場。下流部は神奈川県境の一古沢集落から放流が実施されている。上流部に執着する釣り人もいるが、意外に魚影が濃いのも事実で良型が釣れる。

 中流部の村営マス釣り場を挟んで、上流の雛鶴峠付近までヤマメの放流が実施されるので狙いのエリア。漁協では4月中旬頃、ヤマメの成魚、約300キロ放流予定でこれも楽しみである。

 ▼釣況 秋山川漁協=(電)0554(20)5070。(山口 渓水)

 ◆栃木県・鬼怒川中流区

 昨年まで本命だった新幹線周辺は、河川工事のため望めない。今年の狙い場は氏家大橋から阿久津大橋まで。水位が低いから水深1メートル以上のトロ場を控えた瀬開きや瀬脇が中心。好天の日はチャラ瀬でもいい。強風の日は釣りにならない。

 解禁から毎日、何人か入っているが、1〜2匹の人が多い。居付きの魚(ヤマメ)で25〜28センチ。今季最大は30・5センチで1匹だけ。数も型もいまひとつだが魚体は丸々と太って元気はいい。下流区の大トロで越年した大型の戻りヤマメが釣れ出すのは4月中旬になりそう。

 竿は8〜9メートル、水中糸0・25〜0・3号、ハリは7号、オモリは1号かB。餌は現地で採れる黒川虫、尾から刺して背中に抜く。流れがやや緩くなったところで、底近くをゆっくり流すのがコツ。

 以上は、この川きっての名手で、ほとんど毎日、川へ入っている鬼怒川漁協理事の渡辺立美さん(65)の見通し。

 ▼釣況 鬼怒川漁協=(電)028(662)6211。

 (スポニチAPC 太田 宗家)

続きを表示

バックナンバー

もっと見る