×

良型メジナ40センチ 乗っ込み最盛期で大型ゲットのチャンス

[ 2017年3月11日 05:30 ]

40センチの良型を仕留めた宇野さん
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】神奈川県三浦半島の城ケ島では現在、乗っ込みメジナの最盛期。都心から比較的手軽に出掛けられる場所で、大きなメジナが釣れるのだ。良型との出合いの機会を増やす秘けつを伝授。(スポニチAPC 恩田 誠)

 産卵のために浅瀬に入ってくる型の良いメジナを狙うのがこの釣り。海藻や沈み根の多い所に魚は集まってくるので、他の時期にはあまり良いポイントとは思われないような所が狙い目となる場合も。

 また、サラシが大きい時、潮がよく動く時よりも、海がやや穏やかな時の方が好結果を生むことも多い。

 普段、こうした浅場は小魚の天国になるのだが、乗っ込み期は大きなメジナが集まるため、小魚は姿を消すことが多い。小魚がよく釣れてしまう時は地合いではないので、コマセを丹念にまいてメジナをポイントに集めることが肝要。

 仕掛けは別図の通り。入江のやや浅い場所では小さめのウキを使い、これを沈め気味にして流す。やや深い場所ではハリスにガン玉を段打ちして、やはりウキをやや沈め気味にする。

 春は風が強く波も高いことが多いため、表層流が速い。ウキがこの流れに乗ってしまうと、宙層以下の本来の流れとは真逆の方向に進んでしまい、付け餌とコマセの同調が不可能となる。両者をしっかり同調させるためには、仕掛け自体も沈めてしまうのが最良なのだ。

 三浦半島を代表する磯釣り場だけに、ここには狙いたいポイントは無数にある。

 代表的な釣り場は、長津呂先の先端部か、長津呂の磯のヒナダン周辺。横浜市の宇野伸一さん(67)は、ヒナダンの正面にできる潮筋を狙って、40センチの良型をゲットしていた。

 一方、乗っ込み期に特に実績が高いのが、長津呂湾の入口周辺。また、「東の入」「西の入」は波静かな場所で、海が荒れ気味の時、魚の避難場所になるため、好ポイントになることが意外に多い。

 ▼釣況・餌 いけのや=(電)046(882)5968。島内には有料駐車場あり(1日450円)。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る