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釣りに!観光に!早春の湘南を満喫

[ 2017年2月9日 05:30 ]

見晴らしのよい湘南堤防
Photo By スポニチ

 【磯&堤防ガイド】湘南屈指の観光地である江の島には、いろんなレベルの釣り人が楽しめる釣り場がたくさんある。釣りに、観光に、早春の湘南を満喫しよう。(スポニチAPC 恩田 誠)

 島の南東側にあり、鎌倉方向に突き出ている湘南堤防は、初心者や家族連れには最適な場所。

 北向きの護岸は広々として、足場もとても良い。魚の動きが良い、夏から秋の季節ならサビキ釣りが楽しめるが、この時季は投げ釣りが適する。

 この時季は北からの風が強いこともあるので、こんなときは、島内ではないが、片瀬港から突き出た堤防がお勧めとなる。ここもやはり、投げ釣りがメインだ。

 白灯台のある南側のデッキは、周囲は岩礁が複雑に入り組んでいるため、ウキ釣りの好ポイントになっている。足場がかなり高めなのが難点だが、転落防止柵があるので危険度はあまり高くない。

 ◆入磯しやすい東磯(表磯) 島は険しい海食崖に囲まれているが、南と西側は岩棚が隆起しているので平たんな岩場が続いている。もっとも、海面からの高さがあまりないので、潮が高いときや波が強いときは、足場が洗われるので危険度は高い。

 東磯は駐車場から近いので、入磯が楽。このため人は多め。西に向かうほど人は少なくなるが、入江が多いので結構、歩かされることになる。

 また、足場がかなり低いところも多いので、周りをよく見て、少しでも高い場所を釣り座にしたい。荷物は、やや海から離れた高めの場所に置く。

 別図にあるように、足場の低い釣り場では、円すいウキは視認性が劣るので、棒ウキの使用が適する。

 ◆健脚向きの西磯(裏磯) 山越えを強いられるので、入磯には覚悟と気合が必要。「下道」を使うとアクセスは少し楽。磯に着けば、足場の確保は東磯よりも良く、釣りやすい。

 丹沢から箱根、伊豆の山並み、富士山がよく望めるため観光客が多い。仕掛けを投入する際は周囲に注意を払うこと。

 南向きは根が複雑なのでウキ釣りに最適。西向きの観光渡船発着所周りは砂地底も多いので、投げ釣りも楽しめる。

 ◆釣りものなど この時季は釣りものの種類が少ない。投げではカワハギ、カサゴ、シロギス、メゴチなど。ウキではメジナ、クロダイ、ウミタナゴなど。

 ▼釣況・餌 井上つりえさ店=(電)0466(22)6779、和田つりえさ店=(電)0466(22)1820。

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