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ルアーフライ二刀流でクリア!澄んだポイントで魚の動きお見通し

[ 2017年2月8日 05:30 ]

このサイズのニジマスがよく釣れる
Photo By スポニチ

【あかりの“管釣り”っちゃおう!】栃木県矢板市308club

 関東は管理釣り場が多い。1都6県全ての県に点在していて、それぞれに特徴があってどこも趣向を凝らしているから、そこに合った釣りで攻略していくのが楽しい。今回、ふくだあかりが出掛けたのは栃木県矢板市の「308club」。ルアーとフライでエリア攻略!

◎アベレージサイズも 数釣りは楽々

 エリアの釣りを始めてはや8年、本当にいろいろな釣り場に行ってきたけれど、まだまだ初めましての釣り場がたくさんある。普段、取材に行くときは、ちゃんと釣れないとまずいから前に訪れたことがあって、勝手の分かる釣り場を選ぶんだけれど、今回の「308club」は初めて。この釣り場の近くにある「408club」と姉妹店で「408」は攻略するのが難しい半面、エキサイティングな釣りができるお気に入りの釣り場。

 釣れる魚はデカいけれど、なかなか釣れないから、最近は行ってなかったんだけれど、ホームページによると、「308」は「408」よりも簡単に釣れるらしいとのこと。今の時季、水温が3度とか4度まで下がるので、さすがの低水温に強いトラウトも活性が低い。そんな中、簡単に釣れるんならありがたい!と。

 朝イチで行ってみると、外気温は氷点下8度。ポンドの端っこは凍結している寒さ。そこまで冷えるとちょっと厳しそうな予感がするけれど、ポンドは超クリアでワタシ好み。どこに何がどれだけいるのか分かるのはテンションが上がる!しかも、ルアーをリトリーブするときも、レンジをちゃんと目で見て確認することができるし、魚がルアーを追ってるのも分かる。

 初めての釣り場は目で見て確認できると安心するんです。しかも30センチぐらいのアベレージサイズの活性が高く、アピール系とピンク系のスプーンでボトムとボトムちょっと上のスローリトリーブで入れ食い!水温が低いからか、食いが浅くてフッキングがちょっと難しいけど、口を使う瞬間が見えるから、タイミングさえ合えば楽々攻略。数釣りはすぐできたから、あとはサイズを…と思ったんだけれど、でっかいのは数が見えるけれどなかなか動かない。ルアーを近くに通すと嫌がって逃げちゃう。かなり粘ったんだけど結局釣れず、ルアーへの反応が薄くなってきたのでフライに挑戦。すると、茶系のマラブーをちょいちょいリトリーブしてきたら一発ヒット!それからはフライで数を釣って、ルアーとフライの使い分けで終始楽しむことができました。

◎上手に使い分ければ終始楽しめる

 この時季は、保険でフライを持っていくのがオススメ。ルアーが駄目ならフライで、フライが駄目ならルアーで…と上手な使い分けでエリアを攻略してくださいね。

◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

▼釣況 308club(栃木県矢板市長井2152の2)=(電)080(4638)3881。営業は午前7時から午後6時。1日券大人4000円、女性、小・中学生3000円ほか各券種あり。

【深川・吉野屋新造「第23吉野丸」】

 東日本釣宿連合会所属、深川・吉野屋がこのほど「第23吉野丸」=写真=を新造した。大きさは14・2トンで全長20メートル、全幅4・2メートル。定員は36人。船の前方がフラットになっており、ルアー釣りに対応。船室には冷暖房と電子レンジ完備。女性と男性のトイレも設置されており、快適に釣りが楽しめる。

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