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ちょっと“スパルタ”でも楽しく ニジマス初心者みんながヒット

[ 2017年2月4日 05:30 ]

釣りが初めての中野亮子さんと筆者
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】

 多摩川の上流、奥多摩湖に注ぐ小菅川で「美しい魚を釣ってリフレッシュする」という釣りセミナーを行いました。

 1月28日、私たちは防寒の重装備で河原に降り立ちましたが、小菅川には冬季のキャッチ&リリース区間が設定されていて、きれいなニジマスがたくさん泳いでいます。中でも小菅フィッシングビレッジを開放しているので、足場も良く、日当たりも良く、初心者が入門するには最適です。

 魚は賢くなっていますが、ユスリカなどの羽化も多く、ライズも頻繁に見られます。熟練者ならこのライズを狙うのもいいでしょう。私たちはみんなが初心者ですから、ウエットフライを沈め、当たりを取るために小さな浮き(インジケーター)をつけました。

 参加者5人中4人が川釣り初体験。投げる技術、釣る技術を1日で練習するのですが、結果的には全員釣果があって楽しめました。

 参加者の一人、中野亮子さんが、ご自身のブログに楽しい感想を書いてくださったのでそこから紹介します。

 「ご縁あってフライフィッシング教室に参加しました。人生初の釣りです。ザリガニ釣りもした記憶すらないほど無縁だった私、1月に川辺での魚釣りって、絶対寒いだろー?と思ってましたが、実際は 天候にも恵まれて最高の1日になりました。

 いざ釣り始めると、夢中でもう、いろいろ忘れました。

 奥山さんは、初心者にも本気で教えてくれます!

 “食った!”と、私には全く気付かないうちに声が飛んできます。

 “え!?”とか言ってるうちに、魚は逃げちゃう。どうです、人生を感じませんか…(笑)

 “え?とか言ってないで、手を動かして!”

 “ハイッ!!”

 なんてやりとりを何度もやってるうちに、だんだんタイミングが分かってきて、もう、夢中です。水の音、鳥のさえずり、水面のウキ、魚の動きを一心に見つめる…フライは偽物だから食いつきそうでプイッとやめる。

 それがまた楽しい。

 ウキが少しでも不自然に揺れると今だ!と釣り上げる、を何度も何度も繰り返していると…超集中してるのに、心がすっごく穏やかという状態にものすごく、スッキリさっぱりリフレッシュしました。

 夢中になりすぎて休憩もとりませんでした」

 別掲のイラストは中野さんが描いてくれたものです。すでに釣りをしている方は、ご自身が釣りを始めたころの感動を思い出してください。(東京海洋大学客員教授)

 【スポニチ「桧原湖ワカサギ釣り大会」参加者募集中】

 マルキユーカップ2017スポニチ「桧原湖ワカサギ釣り大会」を26日(日)に開催します。詳細は別表の通りです。豪華賞品が当たる大抽選会も併せて実施します。奮ってご参加ください。

 ▽申し込み 【桧原湖】温泉民宿ひばら=(電)0241(34)2368

 ▽問い合わせ スポーツニッポン新聞社東京事業部=(電)03(3820)0651、同文化社会部=(電)同(3820)0624。

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