×

【プレーバック2016】釣りも釣ったり 2016年を振り返り

[ 2016年12月29日 05:30 ]

体高のある巨ベラは49センチ                               
Photo By スポニチ

 【プレーバック2016】釣りも釣ったり2016年。スポニチ釣り面の執筆陣が今年を振り返る。

 ◎ボヤキ横目に49センチ巨ベラ

 春3月。相模湖は遡上(そじょう)ベラが釣れ始め、桜の開花とともに始まった乗っ込みチャンスを見逃した後、2回目を期待して31日に釣行。

 へチで若干のハタキ音もある天狗岩の沖めを悠然と回遊する大ゴイを横目に餌打ちを繰り返す。

 周囲から「型物(42センチ超)のバラシが多い」というボヤキも聞かれる中、小ベラの動きも途絶え、日暮れを迎えるとモヤモヤ、ツン。感触は重く引きも強い、玉網に収まった49センチに「今年も女神に感謝、感謝」。数十年かけて育った魚体と本能に負けずに挑戦、来る年も粛々(49・49超)と狙い、釣りを楽しみたい。(上田 観水)

 ◎主役奪った自己新4・8キロマダイ

 竿がお辞儀、いや最敬礼してましたネ。記念日は4月8日。沖右衛門丸ご推薦、コマセマダイ名人・江藤剛さんの取材だった。席を並べて座った。指示ダナは底から8メートル。待てど暮らせど共にピクもない。

 もうすぐお昼になる頃だったろうか。「そろそろ時合かも」。名人はつぶやいた。ものの5分、1キロちょいを仕留めた。タナは「12メートル。餌取りも来ないし、底の状態に異変があるんじゃないかと、思い切って上にした」。ならば私も。素直な姿勢こそが運を呼ぶ。ものの数分でズドン!名竿・キャロナックの先端が海中に。「誰が主役なんだ」。周囲の冷やかしと複雑な視線の中、ぽっかり浮かんだ魚体に「でけ〜っ」の合唱。15年前の4キロを上回る4・8キロの自己新だ。血抜き後の計量だったから、内心「5キロ」と踏んでいる。文句ある?(町田 猛)

◎16年はマダイフィーバー

 「ムフフ」「キャロが弓なり」そして、数分後「48、バリバス3号8メートル」――まるで暗号。

 でも、すぐにピンときたね。キャロ=竿、48=4・8キロ。これ、「乘っ込みマダイを狙う」。前日、話していた町田APCからのLINE。念願の大物を仕留めたみたい。これには燃えたね。

 でも、これがバネで、こちらもしっかり大物を。翌4月9日、沖ノ瀬を狙う京急大津・小川丸に乗船、ビシ釣りで3・1キロをキャッチできたのだ。きれいな姿のメスのタイ。船中で上がった大型3匹中の1匹となった。

 今年の後半は鴨居・房丸の一つテンヤに傾倒、自作の遊動式リグがうまくハマり5匹、9匹の大釣り達成。マダイに好かれた年となった。

 ここ数年は久米島のキハダで憂さを晴らしてきた。でも、来年こそは再び相模湾で大物を攻略したいのだが…。(林 悠二)

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る