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【祥子 酒と湯宿と男と女】新潟・糸魚川温泉 太古の湯で熱く燃える恋のマグマ

[ 2018年1月31日 12:00 ]

幻想的な雪見風呂に感激する祥子
Photo By スポニチ

 お色気たっぷりの“謎の美女”祥子(32)が地酒に酔いしれながら男も女も元気になる名湯を紹介する「酒と湯宿と男と女」。今回は日本海に面した新潟県糸魚川市の糸魚川温泉です。糸魚川といえばフォッサマグナとヒスイが有名ですが、そのフォッサマグナから湧き出す極上の温泉。生貯蔵の地酒やコラーゲンたっぷりのあんこう鍋も味わって全身トロ〜ットロ――。

 鉄道の巨大ジオラマやヒスイの産地・ヒスイ峡の模型などが設置された北陸新幹線糸魚川駅からタクシーで10分。16年(平28)12月の大規模火災から復興を目指す商店街を通って到着した糸魚川温泉「ホテル國富アネックス」は、糸魚川ならぬ姫川沿いにたたずむ一軒宿。でも、中身はとっても濃いものでした。

 何しろ、温泉は中学校で習ったフォッサマグナから湧き出す1500万年前の化石海水。地下1300メートルから約100度のお湯が毎分1500リットルも噴出するというんです。泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物泉の弱アルカリ性(7・1)でミネラルが豊富。神経痛や慢性皮膚病はもちろん、美肌効果があると聞いて、早速、露天風呂に飛び込みました。

 20人は入れそうなほどの大きな湯船。周囲には前日まで降ったという雪が積もり、とても幻想的。源泉に加水して調整した42度の透明のお湯が、気温6度で冷え切った体に心地よくしみわたります。湯質もやさしくて柔らか。肌を潤してくれるのが分かります。

 全身ヒスイのように磨かれた気分でお風呂上がりに頂いたのは、生貯蔵酒の「雪鶴」(田原酒造)、「謙信」(池田屋酒造)、「月不見の池」(猪又酒造)と純米酒「根知男山」(渡辺酒造)の地酒冷酒セット(各お猪口=ちょこ=1杯、プラス好きな酒1杯で1080円)。甘口でフルーティーな雪鶴や淡麗辛口の謙信など、バラエティーに富んだ飲み口に「酒どころ新潟」を実感しました。

 お酒のお供は市内でフェア開催中の名物あんこう鍋。とも(胸、尾ヒレ)、柳肉、ヌノ(卵巣)、水袋(胃)、キモ、エラ、皮の“あんこうの七つ道具”を味噌ダレで煮込んで食べるんですが、濃厚でしっかりした味わい。おいしさが温泉同様、全身に広がっていくようです。美肌温泉に喜んでいたところに、低カロリーで肌にいいというコラーゲン豊富なあんこう。祥子、美人になって帰りま〜す。

 ◆祥子(しょうこ)1985年(昭60)4月13日生まれ。熊本県出身。タレントで温泉ソムリエの資格を持つ。週刊ポストのグラビア連載「謎の美女」で人気に。MXテレビ「バラいろダンディ」(水曜レギュラー)に出演中。写真集「鍵―KEY―」(講談社)、DVD「愛のゆくえ」(イーネット・フロンティア)など絶賛発売中。1メートル64、B85・W58・H86。血液型A。

 ◇糸魚川温泉◇

▽アクセス JR大糸線姫川駅からは徒歩3分。車は北陸道糸魚川ICからすぐ

▽宿泊 ホテル國富アネックス1軒。あんこう鍋付きで1泊2食1万950円(4人1部屋)から

▽あんこうフェア 旅館、飲食店など31軒で3月10日まで実施。2月4日には親不知ピアパークであんこう祭りも

▽問い合わせ ホテル國富アネックス=(電)025(550)1000、糸魚川市観光協会=(電)同(555)7344

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