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【だから元気】長谷川初範のDIY クールな二枚目は“ガテン系”!?

長谷川初範
Photo By スポニチ

 二枚目でクールな俳優・長谷川初範(62)が、大工さんの格好で金づちやノコギリを握る。映画やドラマの話ではない。2001年、山梨県内で、大工さんに交じって実際に自身の山荘を建てたのだ。30畳のリビング・ダイニングに7畳のベッドルーム、10畳のロフトと立派なログハウス。都会生活で弱った体にパワーを注いでくれる癒やしの空間だ。

 北海道のオホーツク海沿いで育った僕にとって、東京の夏はとにかく暑い。だんだんきつく感じるようになって、北海道と同じような気候の場所に身を置きたくなりました。

 東京から100キロ圏内と決めて何カ所か見て回ったところ、山梨県の富士山の裾野に理想的な土地が見つかりました。現地で何棟か家を見学したのですが、どうもしっくりこない。それなら、自分で造ってしまえと。

 実は30代のころ、ログハウスを建てる「ログビルダー」に憧れたんです。海外の建築雑誌も好きで、10年間ぐらい集めていて、よく読んでいました。そんなこともあって、さっそく設計図を描き始めました。外観は、16歳で留学した米オレゴン州ポートランドで訪れた山小屋をイメージ。約2カ月間、毎晩、図面を描いては、清書してもらうために1級建築士にファクス。100枚くらい描きましたね。

 2次元の設計図をじっと見ていると、いつの間にか、その中に入っていって、3次元で建物を見られるんです。設計図の中で1時間ぐらい歩き回って、ふっとわれに返る。それでまた描き直す。僕はこれ、誰でもできる普通の能力だと思っていたんですが、そうではないみたいですね。

 さすがに自分一人だけでは建てられないので、地元の大工さんを頼みました。使ったのは地元の杉。家の壁とか屋根とか、それぞれ専門の大工さんがいて、まるで大道具に衣装さんと、分業で動いている映画製作の現場のようでしたね。完成までの約2カ月間、仕事の合間を見つけては通いました。大工さんの格好で。施主というより、現場監督ですよ。「ここ、どうしましょうか?」なんて聞かれると、途端に指示出したりしてね。廃材を燃やしていた時、大工さんと間違われて、地元の人に声をかけられたこともあったな。とにかく楽しい時間でした。

 自分で設計した山荘ですから、完成したときは感動しました。でも一番うれしかったのは、当時高校1年だった息子との思い出がつくれたことかな。床暖房を入れるのに、業者から「自分たちで床を張るなら半額でいい」と言われ、真冬の寒い中で息子と2人で作業をしました。山荘は息子のためでもあったんです。子供の頃、友達の別荘に遊びに行って、楽しかったんでしょうね、帰ってきたら「僕もほしい」って。それまで、お菓子も、オモチャも、一度もおねだりしたことがなかった息子が、そう言ったんです。息子の願いを叶(かな)えられた。父親がゼロから家を造り上げる姿を見たからなのか、芸術系の大学を出て、アートを製作する仕事に就いています。いい影響を与えられたのでしょうか。

 完成して間もない頃、夜2時ぐらいに本を読んでいたら突然、何かが壁にドカン!と当たったんです。軽トラックでも衝突したのかと思うほどの衝撃。家が揺れましたから。幸い壁は無事。後で分かったんですが、イノシシでした。

 100キロくらいのイノシシは出ます。まだ合ったことないですが、クマもいます。だから森に入っていくときは、ナタを持って行くんですね。都会で脆弱(ぜいじゃく)になってしまった自分の感覚が、どんどん野性に戻っていく。そんな感じです。北海道のヒグマは無理ですが、ツキノワグマなら、戦えば何とかなるでしょう。

 いまも月に2回は山荘に行ってます。日帰りもありますが、2、3泊するときもあります。僕は25歳のころから20年間、重い喘息(ぜんそく)を患っていたんです。山荘は標高1100メートルのところにあるんですが、気圧の関係で、胸の病気にはこのくらいの高さの場所がいいと本で読みました。

 水道がないので、水は井戸水。その水が最高にいい。とろっとろなんです。仕事でクタクタになったら、すぐに行って、その水で風呂に入る。体調の回復が早いです。

 おいしい水でコーヒーいれて、リラックスして、パワーチャージして。僕にとっては相棒みたいな場所です。

 ≪「第9」音楽劇でベートーベン役 今後も全国で公演≫長谷川はいま、不思議の国のアリスのクラシックコンサート「ベートーヴェンと行くアリスのおんがく旅行」で、風貌がそっくりな?ベートーベンを演じている。交響曲第9番、通称「第9」を題材にした音楽劇で、世界中の音楽が聴けるオルゴールから突然、飛び出してきたベートーベンとともに音楽史をたどっていく。オーケストラやピアノの生演奏に、バレエダンサーまで登場。子供から大人まで家族で楽しめる。今後は、愛媛県松山市のひめぎんホール(11月30日)、福井県坂井市のハートピア春江(12月15日)、横須賀市のよこすか芸術劇場(来年2月7日)、福岡県飯塚市のイイヅカコスモスコモン(来年3月1日)で公演がある。

 ◆長谷川 初範(はせがわ・はつのり)1955年(昭30)6月21日、北海道生まれ。日本映画学校卒業。80年、TBS「ウルトラマン80」の主人公・矢的猛役で人気俳優に。91年にフジテレビの月9「101回目のプロポーズ」で主人公の恋敵役を演じブレーク。映画も「南極物語」(83年)、「沈まぬ太陽」(09年)など多数出演。剣道三段で、スキー、レスリングなども得意なスポーツマン。現在、知人3人とバンドを組んでおりギター担当。1メートル73、71キロ。

[ 2017年10月20日 12:00 ]

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