フィッシングニュース(06月)
多摩川かしコイ 粘って61センチ
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最後まで粘った谷ケ崎君は61センチのコイを上げた
Photo By スポニチ |
【奥山文弥の釣遊録】6月中旬に、多摩川の登戸へ生徒とともに出掛けました。クラーク記念国際高校(三浦雄一郎校長)の東京キャンパスで行われているフィッシングゼミの実習です。
この日は女子2人を含む20人余りの生徒が、小物狙いと、大物狙いに分かれて釣りをしました。
二ケ領宿河原堰(せき)、通称登戸の堰周辺はコイの魚影が濃く、パンをまくとすぐに集まってくるのですが、この日はほとんど出てきません。「おかしい」と思って周りの人に聞いてみても、今日は魚っ気がないと言っていました。そのまま一定間隔でまき続け、9時になり、生徒が集合してもコイは寄ってきませんでした。
その場所をあきらめ、堰の下流へ大移動。そこでは、東京湾から遡上(そじょう)した江戸前アユがたくさん跳ね、瀬ではコケをはんでいました。跳ねている魚の中にボラも交じっていたことには驚かされました。
パンをまくとコイも出てきました。大物狙いの生徒は、飛ばしウキを装着した仕掛けを準備して投げ込みます。しかしなかなか掛かりません。
一方、小物班はと言えば、練り餌がうまく付けられずに苦戦しています。やがて1年生の佐藤駿君がやっと55センチほどのコイをヒットさせました。フライフィッシングをしていた3年生は、寸前で見破られると嘆いていました。
本当に釣れないのか、と生徒の竿を借りて私もパン仕掛けを流して見ました。するとすぐに食いついてきました。その竿を生徒に渡すと、すぐにバラシてしまいました。ポンピングがうまく行かなかったようです。
成功の鍵は流し方でした。魚がたくさんいるからと言って、適当に投げているだけでは掛かりません。多摩川のコイはハリの付いた餌が流れてくることを知っています。コイに仕掛けを見破られないように自然に流すのがコツなのです。
結局タイムアップの午後0時半までに釣り上げたのは先ほどの1匹のみ。小物組が全くダメだったことには残念ですが、後で聞いたら結構カワウの被害を受けているそうです。
解散後、「納得がいかない」と2年生の3人が残りました。ヤル気を出した生徒を残して帰るわけにもいかず、私も見守りました。そうすると2年生の谷ケ崎航路君が、新調してきたというロッドで1匹バラシた後、見事にランディング成功。そのコイは61センチありました。手伝ってもらわず自力で釣ったコイ、しかも居残りで粘って…立派、立派。
今日の実習では魚の賢さを学んだかな?また堰から落ちる水音も私たちを和ませてくれたと思います。
(東京海洋大学客員教授)
[ 2010年06月26日 10:51]










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