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アニマル・ランド

人気者ゾウ 調教師鼻で突き飛ばし踏む

調教師にケガをさせたアジアゾウの「たいよう」(宮崎市フェニックス自然動物園提供)
Photo By 提供写真

 宮崎市塩路の宮崎市フェニックス自然動物園のゾウ舎で25日、雄のアジアゾウ「たいよう」(10歳)が、掃除をしていたタイ人の男性調教師(27)を鼻で押し倒して踏むなどした。男性は肋骨を折るなど全治3週間のケガ。たいようは普段は凶暴ではなく、来園者にも人気とあって、同園は「今回のような事故は初めて」と衝撃を受けている。

 同園や宮崎北署によると、男性調教師は午前9時頃からゾウ舎の清掃を開始。同10分頃、たいように後ろから背中を鼻で押され、入り口と反対側の壁付近に倒れ、足で数回踏んだり蹴ったりされた。

 隣接する雌のアジアゾウ「みどり」のゾウ舎を掃除していた別のタイ人の男性調教師(25)が気付き、ほかの職員に知らせた。男性は救急車で病院に搬送され、肋骨骨折と全身打撲で全治3週間と診断された。

 同園によると、たいようは体長約1・8メートル、体重約2・4トン。4月に10歳になり、人間では10代後半の青年に当たる。

 05年7月、みどりとともにタイから来園。男性もその時にタイから一緒に来て、たいようの飼育を担当していた。出口智久園長(57)は「男性にはなついていたし、扱いが不慣れだったということもない」と説明。男性はこの日もたいように声を掛けて安全を確認した上で、ゾウ舎の中に入ったといい「たいようは非常に頭が良く、気性は荒くない。これまで人を傷つけたりしたこともない」と話した。その後は落ち着いているという。

 ゾウ舎は7・5メートル四方で、高さ8メートル。コンクリートと鉄格子で囲われ、みどりとたいようのゾウ舎の間は鉄の扉があり、調教師が行き来できる。

 アジアゾウの鼻の長さは2メートル前後。物をつかむなどいろいろな機能を果たし、500キロ程度の物を持ち上げる力がある。

 同園では来園者がアジアゾウと記念撮影できる時間を設けるなど人気は高く、出口園長は「本当にかわいがってもらっているので…」とショックを受けている様子だ。

 同園は口蹄疫に感染のおそれがあるキリンなど偶蹄類14種141頭を飼育しており、感染拡大防止のため5月17日から休園。宮崎市を中心とする家畜の移動、搬出制限区域は27日午前0時に解除される予定で、その後、再開日程を決める。

[ 2010年07月26日 23:33]

 

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