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大雪で立ち往生 電車内に15時間半、約430人ぴりぴり一夜

雪で立ち往生したJR信越線の電車から降りる乗客=12日午前6時49分、新潟県三条市
Photo By 共同

 新潟県三条市のJR信越線東光寺―帯織間の踏切で、新潟発長岡行き普通電車(4両編成)が積雪のため動けなくなり、11日午後7時ごろから乗客約430人が車内に閉じ込められた。電車は線路の除雪作業が終わった12日午前10時半ごろ、約15時間半ぶりに運転を再開した。消防によると乗客の40代男性と10〜20代の女性4人が体調不良を訴え、男性が病院に搬送された。

 信越線は雪でダイヤが乱れ、車両は普段よりも混雑。家族が車で迎えに来るなど一部の乗客は避難したが、大半は車内に残された。長時間立ったままの人や床に座り込む人もおり、当初は楽観的な雰囲気も次第にぴりぴりムードに。車内灯や暖房は動いていたが、1カ所のトイレには行列ができた。トイレットペーパーが途中でなくなると、乗客同士でティッシュペーパーを融通。席を譲り合ったり携帯電話の充電器を交代で使うなど、協力し合い夜を明かした。

 JR東日本は乗客を降ろさなかった判断を「外は暗く雪が積もっており、安全を優先した」と説明。当初は代替輸送を検討したが、バス会社に難色を示され、タクシーも全員を運ぶには時間がかかるため断念したという。

 立ち往生した電車はその直前、パンタグラフに雪が積もり電流が流れず、約30分間運転を中断。その後も積雪で何度も停止し、そのたびに乗務員が雪かきをして発車するという繰り返しだった。同社の新潟支社は「遅れが出ても走らせたいとの思いがあった」と釈明したが、乗客からは「手前の駅で止めておけばよかったのに」との批判も。菅義偉官房長官は「利用者は大変困難な状況だったと認識している」と述べ、国土交通省は対応が適切だったか検証するようJRに指示した。

 12日は強い冬型の気圧配置の影響で、新潟市では8年ぶりに平年の約11倍の積雪80センチを記録するなど、日本海側を中心に各地で大雪に見舞われた。13日には大学入試センター試験が始まる。気象庁は13日も断続的に大雪が続くとして「雪や路面凍結による交通障害、雪崩に警戒をしてほしい」と呼び掛けている。

[ 2018年1月13日 05:30 ]

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