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築地初競り「すしざんまい」社長、“3度目最後”も一番マグロ!?

初競りへの意気込みを語った喜代村の木村清社長
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 築地市場(東京都中央区)で5日、“本当”に最後の初競りが行われる。豊洲市場(東京都江東区)への移転が当初予定されていた2016年から「今年が最後になる」と言われ続けて3年目。2012年から6年連続で、初競りで最高値のクロマグロを競り落としている、寿司チェーン「すしざんまい」を運営する喜代村の木村清社長(65)に思いを聞いた。

 場内の水産業者がひときわ気合を入れて臨むのが初競りだ。「一年の計は元旦にありじゃないけれど、やっぱりにぎわいますね」。1935年に開場し、80年以上続いた築地市場での初競りも5日で最後になる。「ここ2、3年は毎年“今年が最後”って言われてるから、特別な感じは全くしない」と苦笑い。「今年も一番良いマグロは買いますよ」と力強くうなずいた。

 その日の競りで最高値のマグロは「一番マグロ」と呼ばれ、喜代村はここ6年一番マグロを購入し続けている。「“一番良いマグロを食べてほしい”。そう思っていたら最高値になっていた」と振り返った。今や客の間でも話題になっており「“今年も頼むよ”なんて声を掛けられる。プレッシャーですよ!」と大声で笑った。

 16年11月に予定されていた豊洲市場への移転。東京都の小池百合子知事が延期を発表してから、専門家会議などを経て昨年12月に移転日が今年10月11日と発表された。市場移転問題に話が及ぶと表情が険しくなり「決まったと聞いていたものが駄目になって、どうなるのか不透明な時期が続いた。困るに決まってるじゃないですか」と声を荒らげた。豊洲での競りについては「送られてくる魚は変わらないと思うので、そこまで変化はない」。しかし、仕入れた魚を各店舗に運ぶルートも分からない状態で「移転後のことが全く説明されていない」と不満を述べた。

 喜代村は、豊洲に開場予定だった観光拠点「千客万来」の事業に手を挙げていたが、同じ江東区の温浴施設「大江戸温泉物語」との競合による集客力の低下を理由に撤退した経緯がある。今のところ、豊洲市場や周辺の商業施設に「すしざんまい」を出店する予定はなく「移転してから様子を見ないと決められない」と嘆いた。

 築地から豊洲へ市場が移り、市場関係者にとって激動の一年となる。「良い魚を見つけて提供する。特別ではなく、これまでと変わらない一年になればいいなと思います」と笑顔で締めくくった。

 《大間のクロマグロ399キロ登場予定》5日の初競りには、昨年12月28日に青森県大間町で水揚げされた、過去2番目の大きさである399キロのクロマグロも登場する予定。大間産のクロマグロは過去に1000万円を超える高値で取引されたこともある。木村社長は良いマグロの見極め方について「色合いや触った感触で、脂の乗り具合などを見る」とし、大きさについては言及しなかったが、喜代村がこのクロマグロを落札するのか、そしてどれほどの値段がつくのか、注目が集まっている。

 【豊洲市場移転の経過】

 ▼2001年12月 築地市場の豊洲への移転決定

 ▼14年2月 豊洲市場の建設工事に着手

 ▼16年8月 小池知事が豊洲市場の移転延期を発表

 ▼9月 小池氏が建物下に盛り土をしていなかったと発表

 ▼17年1月 都が地下水から環境基準の最大79倍のベンゼンなどを検出したと発表

 ▼3月 都が地下水再調査で環境基準の最大100倍のベンゼンなどを検出したと発表

 ▼6月 小池氏が豊洲移転、築地再開発の基本方針を表明

 ▼12月 小池氏が豊洲市場の移転・開場日を18年10月11日と発表

[ 2018年1月4日 05:30 ]

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