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横綱聖地で日本刀殺傷 富岡八幡宮女性宮司ら3人死亡、弟が切りつけ自殺か

富岡八幡宮宮近くの司刺傷事件で、現場付近を調べる捜査員ら
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 大相撲の歴代横綱が奉納土俵入りをする東京都江東区の富岡八幡宮で7日午後8時半ごろ「刃物を持った人がいる」と110番があった。男女3人が死亡。警視庁によると、死亡した女性は富岡八幡宮の宮司の富岡長子さん(58)。切り付けたとみられる弟(56)も死亡しており、警視庁は自殺とみている。血だらけの現場には日本刀があり、背景には同宮の後継者をめぐる骨肉の争いがあったとみられる。

 現場は、江戸勧進相撲発祥の地として知られる富岡八幡宮の境内。歴代横綱を顕彰する「横綱力士碑」があり相撲ファンには“聖地”となっている場所。今年6月には、横綱になった稀勢の里が石碑に名前を刻み、奉納土俵入りを行い、全国から多くの相撲ファンが集まった。

 警視庁によると、近くには血のついたサバイバルナイフや日本刀があった。死亡した3人はいずれも富岡八幡宮の関係者。路上で頭部や腹部などから出血し、あおむけの状態で見つかった。ほかに、八幡宮専属の男性運転手が軽傷を負っている。同庁は宮司の長子さんと別の女性が、長子さんの弟に切りつけられたとみて、詳しい状況などを調べている。

 現場は東京メトロ東西線の門前仲町駅から東に約400メートル。マンションや飲食店が立ち並ぶ地区は、物々しい雰囲気に包まれた。周辺の路地には黄色の規制線が張られ、パトカーの赤色灯が光る中、警視庁の捜査員が慌ただしく行き交った。

 近くの飲食店に勤める男性は、ミニスーパーの前で30〜40代のスーツ姿の男性が倒れていたといい「応急処置が施されていて、肩から指先まで巻かれていた包帯は血だらけだった。路面には直径20〜30センチ大の血だまりが見えた」と話した。

 また、近所の別の女性は「1台救急車が来た後に、さらにもう1台救急車が来た。別の人もケガをしているようだった」と話した。

 富岡八幡宮を巡っては約7万9000社を包括する団体「神社本庁」から同宮が今年9月に離脱するトラブルがあった。長子さんの父親で先代の宮司が退任し、2010年に長子さんを宮司にするよう神社本庁に具申したものの、6年以上も認められなかったため、8月に離脱を申請していた。関係者によると、その背景には「長子さんと実弟との跡目争いがあった」という。周囲は「この凄惨な事件には、跡目を巡る骨肉の争いが関係している。06年には弟が長子さんを脅迫して逮捕されたこともあったので、最悪の出来事が起きないか心配していた」と話した。

[ 2017年12月8日 05:30 ]

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