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票寄せパンダに小池都知事 「希望の党」立ち上げ代表就任

「希望の党」代表就任を発表した小池百合子知事
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 東京都の小池百合子知事が25日、緊急会見を開き、国政新党「希望の党」の立ち上げを表明し、自らが代表に就任することを発表した。安倍晋三首相が解散表明会見を行う3時間半前に先手を打った形。側近の若狭勝衆院議員と民進党を離党した細野豪志元環境相が進めてきた議論を「リセットする」とし、自らが選挙の顔に名乗りを上げる“客寄せパンダ宣言”。国政復帰には含みを残した。

 この日、急きょ午後2時から都庁で設定された会見。深緑のジャケットに緑のスカーフという“戦闘スタイル”で姿を見せた小池氏はまず、上野動物園の赤ちゃんパンダの名前を発表。その後、一度退室し、再び30分後に戻り「今日は名前の発表が多いんですけれども…」と前置き。「希望の党」と書かれたパネルを掲げ「私自身がしっかりと旗を掲げる。結党宣言だ」と満面の笑みを見せた。

 若狭氏らが進める新党の綱領などの準備は「リセットして、私が直接絡んでいきたい。これまでの積み上げの上でもう一回ジャンプするということ」と説明。自身が“客寄せパンダ”ともいえる選挙の顔として前面に立つことを明確にした。

 政界関係者によると、新党内では民進党色を打ち消したい若狭氏と離党者の受け皿を目指す細野氏との主導権争いが続き「小池氏は2人に業を煮やした」と指摘する声があった。このタイミングで自身が旗を振る決意をしたが、身内にとってもサプライズ。若狭氏にも会見自体を知らせたのは直前だった。

 昨年の都知事選、今年7月の都議選と繰り返されてきた劇場型選挙。だが、お膝元の都庁や都議会には暗雲が漂う。小池氏は今週末にかけて予定していた都のイベントを次々とキャンセル。都幹部の一人は「都政投げだしと批判されても仕方ない」とため息をつく。「都政は都知事ですからしっかりやっていく」と職務を続ける意向を示したが、記者から「国政に再び挑む考えはないと言えるか」と問われた際には「知事を辞めたら次の人は残りの任期しかできない」と有無には触れず、含みを残した。都庁内からは「赤ちゃんパンダでも白黒ついてるのに、白黒つけられないのは困ったものだ」との苦言も漏れた。

 懸念の声も小池氏本人にはどこ吹く風。会見後、小泉純一郎元首相と会談し「頑張れよ」と励まされた。夜にはテレビ朝日「報道ステーション」で「将来的には女性初の総理を目指すか」という質問に「インシュアラーですね」と「神のみぞ知る」という意味のアラビア語で色気を見せた。

 ≪識者 出馬なら議席「倍」≫政治評論家の有馬晴海氏は「私は衆院選に小池氏は出馬すると思っている。出ると出ないとでは、議席の数が倍は違ってくるだろう」と語った。仮に知事を辞職した場合、豊洲移転や五輪など山積する課題を放棄することになり「無責任」との批判は免れない。それでも、有馬氏は「50年後を見据えて自民と政権を競う政党をつくる、日本を変えるためと訴えて出馬すれば、選挙での動向や獲得議席に注目が集まり、批判は薄れていく」と指摘した。

[ 2017年9月26日 05:30 ]

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