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岐阜・介護施設 3週間で3人連続死2人ケガ 全員担当した職員が退職

 岐阜県高山市の介護老人保健施設「それいゆ」に入所していた高齢の男女3人が相次いで死亡していたことが18日、分かった。別の入所者2人もケガをしている。施設を運営する医療法人同仁会の折茂謙一理事長(79)は、介助時の事故の可能性があるなどと説明している。

 3週間あまりで同じ施設で3人が死亡、2人があばらの骨などを折り入院する問題が発覚。中には、職員の介助を受け入浴した後に容体が急変した女性もいた。

 施設などによると、12日午後に入所女性(87)が血圧低下などで体調が急変して職員が発見。病院に搬送したが、折れたあばら骨が肺に刺さったことなどによる外傷性血気胸で13日に死亡した。

 女性は12日午前、居室から風呂場に移動。職員2人が上半身と下半身を抱え、入浴を介助した。入浴後に昼食を全部食べたが、面会した家族は職員に普段と様子が違うと指摘していた。診断した医師は、何らかの外傷があった可能性を指摘。施設側は「移動の際に力が加わり、あばら骨などが折れたりずれたりした可能性もある」としている。

 7月31日に、男性(80)がデイルームで食事中に食べ物を喉に詰まらせて倒れ、病院で死亡。6日には女性(93)が自室で頭に血を流しながら仰向けで倒れており、病院に搬送されたものの、7日に脳挫傷で死亡。5日に興奮して椅子から立ち上がり、転倒していたという。15、16両日には91歳と93歳の女性2人もあばら骨の骨折や肺挫傷などのケガで入院した。

 県は、施設から死亡者が相次いでいるなどと報告を受け、17、18両日に介護保険法などに基づき立ち入り調査を実施。県警は施設関係者らから経緯について事情を聴き、調べを進めている。死傷した5人全員の介助に関わっていた30代の男性職員が施設の要請で17日に退職していたことも分かった。

 同仁会の折茂理事長は「特定の人が関わっているとしたら非常な問題だが、断定も否定もできない」などと話した。

 ◇介護老人保健施設 入所者にリハビリなどの医療サービスを提供し、家庭への復帰を目指す施設。対して特別養護老人ホームは要介護度の高い人が優先され、主に終身を前提として入所する。

[ 2017年8月19日 05:30 ]

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