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安倍改造内閣 看板政策ネーミング「人づくり革命」大不評

 安倍晋三首相が改造内閣で看板政策として掲げ、担当大臣も置いた「人づくり革命」というネーミングに批判が起きている。有識者からは「革命の意味を知らないのか」といぶかる声が上がり、ネット上でも「上から目線」「不気味」などの書き込みが相次ぎ、ツイッターなどでは人造人間が登場する漫画のシーンとともに、やゆするコメントも投稿された。

 首相は6月の記者会見で、「画一的な発想にとらわれない人づくり革命を断行し、日本をチャンスがあふれる国へと変えていく」と、政策の新たな柱に据えることを表明。3日の内閣改造で茂木敏充氏を経済再生担当相との兼務で担当相に起用した。

 政治風刺コントを手掛ける戯作(げさく)者の松崎菊也氏は「安倍政権のスローガン政治の典型だが、あまりにも厚かましい言葉。どんな人間がつくられるのか全然分からないし、そんな高慢な方々には人をつくってもらいたくない」と厳しく批判。また、日本大の岩井奉信教授(政治学)は「政治学的に言うと、革命とは支配者と被支配者が逆転すること。いわばちゃぶ台返しなのだが、なぜこの言葉を使ったのか。安倍政権は1億総活躍のころから、言葉だけが躍ってきている」と疑問を呈した。

 影響は意外なところにも。都内の外資系会社で働く女性は英訳が見つからないと頭を悩ませる。「英訳できない大臣をつくらないでほしい。革命を“revolution”と訳すと、海外では体制を転覆させるような危険な印象になる。“1億総活躍”ができた時も頭を抱えたが、これはもう異次元。そもそも日本語でも趣旨がよく分からない」とため息をついた。

 茂木氏は3日の共同電によると記者会見で「教育無償化」「人材投資を通じた生産性向上」など教育から労働、社会保障にまたがる5項目を政策の中心として議論していくと発表。今後、より一層の注目が集まるのは間違いない。

 ▽1億総活躍担当相 15年10月の第3次安倍内閣第1次改造で新設。首相は「アベノミクスの第2ステージとして1億総活躍社会を目指す」と宣言。3日の第3次改造内閣で松山政司氏が就任

[ 2017年8月6日 05:30 ]

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