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久保王将が分析 藤井四段強さの秘密「安定してミスがない」

対局を終え、会見する藤井聡太四段、澤田六段はさすがに無念の表情
Photo By スポニチ

 公式戦連勝記録を28に伸ばし、神谷広志八段(56)が打ち立てた最多記録に並ぶ偉業を達成した藤井聡太四段。この日の対局は第67期「王将戦1次予選」で、このまま勝ち進むと“ラスボス”久保利明王将が待ち構えている。

 久保はこの日、大阪市「ちゃやまちプラザ」で行われた大盤解説会(スポニチ主催)に出席し対局を見守った。

 終局後、本紙の取材に「圧勝だった。当初は澤田(真吾六段)が主導権を握っていたが、藤井が途中から攻めに転じたところから形勢が一気に変わった」と解説。さらに「28連勝もプロデビューから負けなしというのは、考えられない」と舌を巻いた。

 藤井の強さの秘密については「安定していてミスがない将棋を指す」と指摘した。たった一手の間違いが、致命傷になるのが将棋という勝負。これまで、若い棋士が勝ち急ぐあまり悪手を指し、自滅するケースを何度も目の当たりにしてきた。

 だが藤井は違う。「間違ったとしても、リカバリーできる範囲でとどまっている」と分析。将棋を指せば指すほど強くなる、スーパー中学生を「将来は将棋界を背負う逸材になる」と実力に太鼓判を押した。

 「愛知に凄い小学生がいる」と将棋界でウワサになっていた藤井を初めて見かけたのは、2年前のことだった。トップ棋士、アマチュアも参加してのペーパー試験「詰将棋解答選手権チャンピオン戦」で、久保が3問目を解いていたところ、後方で席を立つ気配を感じた。藤井だった。

 「トイレにでも立ったのかなと思っていたら、そのまま会場に戻ってこなかった」。最後の問題までたどりつかない人も出る難問ぞろいにもかかわらず、藤井はわずか20分超で解き終えた。その上、全問正解し優勝してしまったのだから「そりゃあ、ホンマにビックリしましたよ」。

 いずれ、間違いなく対局する機会は来る。それが、王将として迎え撃つことになった場合は「ちょっと怖いですね」と言ったものの、その柔らかな表情からは“早く勝負してみたい”という、王将としてのプライドも感じられた。

[ 2017年6月22日 10:10 ]

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