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三浦九段 将棋連盟と和解「藤井四段と対戦を」、渡辺2冠謝罪

 将棋ソフトの不正使用疑惑を指摘され、後に不正の証拠はないと認められた三浦弘行九段(43)と、日本将棋連盟の佐藤康光会長(47)が24日、東京・将棋会館で会見し、連盟が三浦に慰謝料を支払うことで合意、和解したことを発表した。金額については明らかにしていない。会見前には疑惑を指摘した渡辺明2冠=竜王、棋王=(33)と三浦が直接会談。初めて正式に謝罪を受けるサプライズもあった。

 半年以上も将棋界を揺るがせ続けた騒動が、一応の決着を見た。

 電子機器不正使用疑惑がなかったという昨年末の第三者調査委員会の調査報告を双方が受け入れ、今後は民事、刑事とも何ら問わないなどの合意事項を佐藤会長が読み上げた。報道陣が見守る中、立ち上がった会長は三浦に深々と頭を垂れた。

 「今回をもちまして円満解決とさせていただきます」。会長の言葉を受けて三浦は「先ほど渡辺竜王が来られて謝罪をしていただきました。渡辺竜王も私も他の棋士も将棋界の発展が一番だと思っています。これからも将棋界の発展に尽力していきます」と、言葉をかみしめるように心境を明かした。

 昨年10月に週刊誌上で疑惑を指摘した渡辺から、直接謝罪を受けたことを明かした三浦は「急だったので、驚きでした」。会見前に会長を交えて数分会談。「ご迷惑をお掛けし、すみませんでした」と繰り返す渡辺に「お互い傷つきましたが、これからは同じ方向を向いてやっていきましょう」と告げ“手打ち”が実現した。非公表とされた慰謝料について、会長は「総合的に判断し(出場停止中の)対局料の観点はなかったと思う」と話すにとどめたが、三浦が挑戦者として出場が決まっていた「竜王戦7番勝負」は、タイトル戦最高額の優勝賞金4320万円、敗れても1590万円が支払われる。この数字を参考に算出された可能性がある。

 会見終了時には「(史上最年少プロの)藤井聡太四段とはぜひ対戦したい」と笑顔を見せた三浦。すっきりと区切りをつけ、夢カード実現に思いをはせた。

 《和解までの経過》

 ▼16年9月8日 三浦九段が竜王戦で渡辺明竜王への挑戦権獲得

 ▼10月10日 三浦のソフト不正使用疑惑が指摘され、日本将棋連盟幹部と渡辺らが会合

 ▼11日 連盟が三浦を事情聴取

 ▼12日 連盟が三浦の16年末までの公式戦出場停止処分を発表

 ▼18日 三浦が不正使用を否定する声明

 ▼27日 調査委員会設置

 ▼12月26日 調査委が「不正を認める証拠はない」と報告

 ▼27日 谷川浩司連盟会長が陳謝し幹部の減給処分を発表

 ▼17年1月18日 谷川が辞任表明

 ▼2月6日 連盟新会長に佐藤康光九段を選任

[ 2017年5月25日 05:30 ]

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