PR:

福岡金塊盗難 十数人を逮捕へ 被害額6億→7・5億円だった

 福岡市博多区のJR博多駅近くで昨年7月、警察官を装った男らに大量の金塊(約160キロ)が盗まれた事件で、福岡県警と愛知県警は22日、窃盗容疑などで会社役員野口和樹容疑者(42)=名古屋市=ら27〜70歳の男6人を逮捕した。約6億円相当とみられていた被害額は約7億5000万円相当だったことが新たに分かった。野口容疑者が主犯格とみられ犯行を計画したとみて、経緯を調べている。

 県警は、千葉県や東京都、愛知県で6人を逮捕し福岡県に移送。うち2人は事件直後、金塊の一部の換金に関与したとして盗品等処分あっせん容疑で逮捕した。ほかに事件に関与したとみられる人物の逮捕状も請求。行方が分かっていない人物もおり、指名手配する。逮捕者は合わせて十数人に上る見通し。

 実行役とみられる男らは、偽の警察官の制服を着用し、昨年7月上旬、金塊をアタッシェケース数個に分けて運搬中だった男性らに「密輸品だろう。警察署で調べる」と話し掛け、ケースを車に積み込み逃げた疑いが持たれている。犯行時に使用されたとみられる偽の制服は山口県内で見つかり、福岡県警が押収。DNA鑑定をするなどして容疑者の特定を進めた。

 被害男性らは貴金属などを転売して利益を得ており、博多駅近くの貴金属買い取り店に向かう途中だった。

 盗まれた金塊は事件直後、約4億円分が福岡県外の貴金属店で換金された。県警は今年に入り、盗まれた金塊の換金に関与したとして盗品等処分あっせんの疑いで、都内などにある、貴金属店を営む男の関係先を家宅捜索した。金塊を買い取った店側も事情を把握していた可能性がある。

 福岡市内では、今年4月にも金塊買い付け資金として銀行から引き出された直後の約3億8000万円が強奪される事件が発生。金の価格の上昇に伴い、韓国や香港からの金塊の密輸が増加。距離が近い福岡は「都合の良い都市」として関係者の間で活発な取引が行われており、事件が相次ぐ背景になっている。

 福岡県警のある捜査幹部は「取引の増加に伴い、密輸された金塊を狙う組織が増えている」と分析。一方、強奪や窃盗などに遭っても、密輸品という後ろめたさから通報がないケースも想定しており「対策が難しい」としている。

[ 2017年5月23日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

スポニチwikiランキング

      人気ニュースランキング(社会)

      ※集計期間:06月26日13時〜14時

      » 続き

      【楽天】オススメアイテム
      クイックアクセス
      スペシャルコンテンツ