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安倍首相「森友問題」はぐらかし 一般傍聴の籠池氏と最接近も…

 安倍晋三首相は8日、衆院予算委員会で大阪市の学校法人「森友学園」の国有地取得を巡る問題について、野党から追及を受けた。籠池泰典前理事長が証人喚問された3月23日以来、約1カ月半ぶりに森友問題が国会でヒートアップ。安倍首相は野党議員の質問をはぐらかし、具体的な回答はしなかった。籠池氏は一般傍聴席に座り、安倍首相と“接近”。首相の答弁について「歯に何か挟まったような感じだった」と述べた。

 この日の集中審議は、森友問題、「共謀罪」法案、憲法改正など「安倍内閣の基本姿勢」をテーマに行われた。森友問題について、民進党の福島伸享衆院議員が、学園側と財務省が国有地取得の交渉中に昭恵夫人が小学校の名誉校長になったことについて「首相夫人として不適切だ」と指摘。学園と昭恵夫人を「ずぶずぶの関係」と述べた。これに対して安倍首相は「“ずぶずぶの関係”とかいう品の悪い言葉を使うのはやめた方がいい。それが民進党の支持率に表れている」などと話し、森友問題については言及しなかった。

 さらに野党議員から同様の追及を受けても「籠池氏とは一回も会ったことがない。勝手に何を言われようと関係ない」と、昭恵夫人ではなく自身の事を語り、質問をかわし続けた。

 民進党はこの日午前の理事会で籠池氏の参考人招致を要求したが、与党側が拒否。そのため、籠池氏は2階にある一般傍聴席で審議を見守った。財務省の佐川宣寿理財局長の答弁時には「ええっ!」「むちゃくちゃやな〜」などとつぶやいた。

 3月の証人喚問の際には安倍首相が不在だったため、この日が“最接近”。終了後、目の前で見た安倍首相の答弁について報道陣に聞かれ「歯に何か挟まったような感じだった」と感想。国会を出てからタクシーに乗り込む際には「非常に重厚的な議論でよかったと思います。特に質問する側が…」と語った。

 一方、この日の予算委員会では、籠池氏が4月末に公表した財務省の田村嘉啓国有財産審理室長と面談した際のやりとりを録音した音声データについて、佐川理財局長が「当日のやりとりを記録したもの」と、本物であることを認めた。「貸し付けは特例」などとするやりとりの詳細については「(田村室長の)記憶に残っていない」と答弁。対応については「法令に従って対応した」と特別扱いを否定。森友学園問題への国民の疑問は解消されないままとなった。

 9日は参院の予算委員会が行われ、民進党の蓮舫代表らが質問に立つ。

[ 2017年5月9日 05:30 ]

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